アップル、360度VR動画の「NextVR」を1億ドルで買収か

ARヘッドセット発売に向けての準備か

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年04月6日, 午前 11:30 in apple
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NextVR
Kevin Winter/Getty Images for Citi

近年のアップルはiOS用のARKitや新iPad ProのLiDARスキャナなどAR/VR機能に注力しており、純正ARヘッドセットを開発中とほぼ確実視されています。

そんななか、同社が音楽ライブやスポーツなどの360度動画配信プラットフォーム提供を行うVR関連スタートアップNextVRの買収を進めているとの噂が報じられています。米カリフォルニア州に拠点を置くNextVRは2009年に創業され、スポーツやエンターテイメントとVRを融合させる10年もの歴史を持つ会社です。同社は現在、PlayStationやOculus、HTC、マイクロソフトやLenovoのVRヘッドセットでライブ動画配信するプラットフォームを提供しています。

ただし、この噂話を届ける米9to5Macによると、NextVRは動画ストリーミングをアップスケールする技術を特許込みで保有しているため、アップルが買収する狙いはVRではない可能性もあるとのことです。同社はこの技術により上記のVR動画配信に付加価値をプラスしており、しかも合計で40を超える技術を取得しているため、他の技術が本当の目的かもしれないわけです。

NextVRは2019年初頭、シリーズCラウンドの資金調達に失敗したため、全従業員の40%もの一時解雇が実施されています。そうした会社が仮想現実の基幹技術を持つことが、AR技術が発展する上でリスクと見なされていた経緯があります。

買収額は約1億ドルと見込まれており、アップルが設立したと思しきシェルカンパニー(ペーパーカンパニー)が同社の製品開発エンジニアのほとんどを雇用済みとのことです。買収はまだ完了していないものの、現在の拠点であるサンディエゴ地域から(アップル本社のある)クパチーノに移転するよう従業員に通知を始めたと伝えられています。

これまでもアップルは、複数のAR/VR関連技術の会社を買収済みとたびたび報じられてきました。同社内では純正ARヘッドセットは2022年、ARメガネは2023年発売とのタイムラインが従業員向けに発表されたとの噂もありましたが、そのためのARソフトウェア開発を加速しているのかもしれません。

 
 
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関連キーワード: apple, applerumor, ar, arheadset, arkit, vr
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