SE2020
今週に入ってからにわかに活発化した、小型かつ廉価モデルiPhone SE2(仮)のうわさ。大ヒットしたiPhone 6やiPhone 6 Plusユーザーの買い替え需要を狙うと見られる注目株だけに、今後アップルの業績を大きく左右する新製品となるかもしれません。

iPhone SE2(仮)は4月15日発表?からiPhone 12(仮)は予定通り秋発売?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

iPhone 12(仮)は予定通り秋発売、ただし他の新製品は遅れる可能性(Bloomberg報道)

新型HomePodやApple Watch等が年内リリース?在宅勤務で開発中との噂

アップル従業員、在宅勤務と秘密主義の板挟みでハードウェア開発に苦労。それでも遅延なしとの噂

campus
新型コロナウイルス感染拡大が収束する気配がないなか、今年秋発売と見られるフラッグシップiPhone 12(仮)シリーズの生産や出荷が遅れるとの予測も届けられていました。その主な要因は、今年初めにiPhone最大手組み立てサプライヤーFoxconnの中国工場が一時閉鎖したことにあります。

Bloomberg報道によると、Foxconnの生産体制はしだいに軌道に戻りつつあるとのこと。そもそも例年iPhoneは夏まで生産が開始されず、3~4月時点では時間的な猶予はあるため、まだ秋発売予定を延期するには至らないというわけです。

とはいえ、全世界の企業が関わるアップル製品のサプライチェーンにおいて、Foxconn担当はあくまでも最終段階の「組み立て」のみ。その前提となる部品の調達は数か月~数年にわたり調整された複雑なネットワークに依存しており、それが新型コロナにより混乱を来しているため、最優先とされるiPhone 12以外の新製品は遅れるかもしれないと述べられています。

そして新型コロナの影響はアップル本社の開発部隊にも「オフィスが閉鎖される」という物理的な形で及んでいます。米カリフォルニア州が5月1日まで外出禁止令を延長したなか、同社エンジニアたちは在宅勤務にて新型HomePodやApple TV、MacBook Proなどの開発に取組んでいるとのこと。それらは「今年後半」にリリースされる余地が残っている- -Bloombergは別の記事でそう報道しています。

徹底した秘密主義で知られるアップルでは、これまで開発中の製品やシステムソフトウェアを自宅に持ち帰る事態は想定されていなかったこと。それでも背に腹は代えられず、その従業員が属する部門のトップ(副社長)からの許可、場合によっては上級副社長やティム・クックCEO率いる経営チームの査定を経て許可しているとのことです。

アップルでは「実際のハードウェアを前にして、人と人とが顔を合わせて協議する」対面式が社内文化となっており、それをインターネット経由で再現するのも困難を極めます。かつ、3Dプリンタやフライス盤など会社の機材を使えず、専用の施設を要するストレステストや落下テストも実施できずと八方塞がりの状況が伝えられています。

それでも、同社は未発表製品を家に持ち帰れる規定を急きょ整備し、在宅勤務のやり方も逐次アップデートして従業員らに伝えているとのことです。巨大企業に成長しながらも柔軟に対応できる組織のしなやかさが、アップルの強みと言えそうです。

watchOS 7(仮)は親が子供の健康管理できる「キッズモード」搭載か

ring
Apple

Apple Watchは健康管理機能の充実が人気を加速させ、すでに出荷台数はスイス時計市場さえ凌いでいるとの推計もあります。現時点では若者~高齢者向けとなっていますが、その裾野が子供にも広がる可能性を思わせる新機能の噂が届けられています。

先日も次期システムソフトウェアwatchOS 7(仮)では「キッズモード」が追加されると予測されていましたが、その要素として子供向けのアクティビティリングが用意されるかもしれないとの続報です。これら3種類のリングは大人を想定しており、中でも消費カロリーを示す「ムーブ」リング(赤)は子供に間違ったタイプの運動を奨励する恐れがあるというわけです。

そこで赤リングは消費カロリーから「動いた時間」に置き換えられ、ムーブゴールも「1日を通じて90分間、移動した」など外で遊んだりスポーツをしたりと屋外での活動を奨める方向になると見られています。

キッズモードに関しては、親のiPhoneで子供のApple Watchを管理できるようになるーーすなわち「同時にリンクできるiPhoneとApple Watchは一対一」(現在でもiPhoneに2つ以上のApple Watchは登録可能だが、切り替える必要あり)という原則を変えるとの推測もあります。

家族のApple Watchを1つのiPhoneで管理できるようになれば、高齢者の見守りにも活用できるかもしれません。

iPhone SE2(仮)は車のキー代わりに使える?iOS 13.4.5ベータに手がかり

iPhone9
iOS 13.4ベータからはiPhoneやApple Watchを車のキー代わりに使える「Carkey」APIの手がかりが発見されていました。最新の開発者向けiOS 13.4.5ベータではそこに噂のiPhone SE2(仮)を思わせる未発表デバイスのヒントが加わっていたとの一報です。

それは「Touch IDを備えたiPhone」との互換性に言及するコードです。以前はFace ID搭載のiPhoneのみに言及されていた、つまり「2017年発売以降の新しめのモデルが想定」されていたということです。

さらにCarkeyは、低電力モードでもエクスプレスカード技術が使えるデバイスが前提とされています。今のところその条件を満たすのは2018年発売のiPhone XR/XS/XS Max以降のモデルだけ。これらを総合すると「Touch IDを搭載、かつ低電力モードでエクスプレスカード使用可能」という未発表モデル、iPhone SE2(仮)の存在が浮かび上がります。

アップル社内で、少なくともソフトウェア部門はiPhone SE2リリースに向け、着々と準備を進めていることはほぼ明らか。では、ハードウェア製品はいつ発売されるのかーーそれが次の噂話となります。

iPhone SE2(仮)は4月15日発表、21日出荷のウワサ

iPhone SE2(仮)は明日にも予約受付開始?正式名は「iPhone SE」の噂

SE2
@Onleaks/@iGeeksblog

噂のiPhone SE2(仮)は一度は3月末に発表が有力視されながら、新型コロナウイルスの影響によりイベントと共に見送られたと噂されています。しかし今週半ば、いきなり発売間近との観測が立て続けに飛び込んできました。

まず、最近アップル未発表製品のリークをさかんに発信するYouTuberのJon Prosser氏が「iPhone 9(iPhone SE2の、もう1つの仮称)は4月15日発表、22日に出荷予定」とツイート。その情報元がアップル社内会議だと述べつつ、パンデミックのまっただ中ゆえに状況は変わるかもしれないと述べました。

それに続いて、アップル公式オンラインストアで扱うBelkin製ガラスフィルムの「iPhone 8&7」用との表記に「iPhone SE」が一瞬追加される出来事が起こりました(直後に元に戻された)。

iPhone 7とiPhone 8の画面サイズは4.7インチであり、現行のiPhone SEは4インチ画面です。とすると「4.7インチ画面のiPhone SE」という未発表モデルの存在を、他ならぬアップルが認めたに等しいとの推測が導かれます。

そんななか、米9to5Macが信頼性の高い読者からの情報として「明日(日本時間では4月3日深夜~4日の未明)に予約受付を開始する」との一報を伝えたしだいです。

この新情報では、正式な製品名は「iPhone SE」とされ、ただ2020年バージョンと呼ばれるとのこと。iPad Proシリーズに「2」も「3」も付かない前例もあったうえに、アップル公式オンラインストアでの「iPhone SE」表記が現れた直後とあり、かなりの信ぴょう性があります。

ほか本体色は白、黒、(Product)REDの3種類。内蔵ストレージのオプションは64GB/128GB/256GBとの情報もあり。このうち256GBオプションの存在は、これまでの噂になかった初出の予測です。

結局、4月3日~4日説は空振りに終わったかっこうですが、もともとアップルが土日に新製品を発表する事態は考えにくいことです。それに対して4月15日、すなわち水曜日は2018年の前例もあり(月曜や火曜の方が頻度は高いのですが)より確率も高いはず。本誌Engadgetでは、iPhone SE2の続報が入りしだいお伝えする予定です。