ソニーがプレイステーション5のコントローラを初めて公開しました。名称は「DualSense デュアルセンス」。
初代プレイステーションから続いてきた「デュアルショック」シリーズを継承しつつ、デザインも名称も一新した新世代のコントローラです。
主な新機能は、従来の振動を進化させた「触感フィードバック」と、トリガーのテンションをゲームの状況に応じて変更して手応えを感じさせる「可変抵抗トリガー」。
触感フィードバック(Haptic feedback)は、従来の振動の「ブルブル」よりも鋭く高精細に動くことで、ものに触った感覚や、ドライブゲームではタイヤと路面のグリップ感などを伝える機能。ニンテンドースイッチのJoy-ConでいうHD振動のようなものです。
可変抵抗トリガー(Adaptive Trigger)は、L2R2のテンションをゲームから動的に制御できる機能。たとえば弓を引き絞る感覚など、トリガーの抵抗で「手応え」の感覚を与えます。
PS5の新機能テンペスト 3Dオーディオエンジンとともに、ゲームに映像だけではない没入感を与えるとうたいます。
さらに、新デザインとともに公表されたのは、
・デザイン一新。従来のデュアルショックからグリップのデザイン、外装デザインが大きく変わり、カラーも標準でツートンへ。
・マイク内蔵。デュアルショック4からのスピーカーに加えて、複数のマイクで声を拾うマイクアレイ搭載。ヘッドセットなしでも気軽に音声チャットできる。
・ライトバーの変更。従来はコントローラの奥側にあったライトバーが、タッチパッドの左右になり、より装飾的に。
・クリエイトボタン新設。シェアボタン改め「Create」ボタンに。従来のスクショや録画だけでなく、ゲームプレイでコンテンツを作って楽しんだり、共有する機能へ。詳細は後日
ソニーによれば、デュアルセンスが目指すのは持った途端にゲーム世界に連れてゆかれたように感じさせること、コントローラが体の拡張のように、持っていることすら忘れさせること。
ソニーは3月時点で、開発者向けにプレイステーション5の技術仕様と後方互換機能(PS4互換)について説明していました。
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今回新型コントローラの外観が出てきましたが、本体の外観についてはまだ発表のタイミングを残していることになります。