アップル、新型コロナ検診アプリとサイトでもプライバシー保護と回答

収集したデータの商業利用もしないと約束

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年04月14日, 午後 04:15 in internet
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アップルは先週、CDC、ホワイトハウス・コロナウイルス・タスクフォース、FEMA(アメリカ合衆国連邦緊急事態管理庁)との協力のもと、COVID-19(新型コロナウイルス)のスクリーニング(検診)用アプリとWebサイトをリリースしました

米民主党の上院議員らがそのプライバシー保護に関してティム・クックCEOに質問状を送付していましたが、それに対するアップルの回答が公開されました。今回のニュースは9日付で送られた書簡(PDF)を、米Bloombergが報道したかっこうです。アップルはこの中で上院議員からの各質問に対して具体的な回答を行い、アプリとウェブサイトは「ユーザーデータのプライバシーとセキュリティを保護するために構築されている」と説明しています。

アップルいわく、これらツールの使用にはサインインやApple IDとの関連付けは必要なく、ユーザーの個別の回答はアップルまたは政府機関に送信されないとのこと。「個人の健康や愛する人の健康に関する重要な情報やガイダンスへのアクセスに際しては、個人にプライバシーの侵害を求めるべきではありません。むしろ、我々がこれらの権利を保護する取り組みは、このような時こそ最も重要なのです」と表明されています。

さらにWebサイトやアプリに入力された情報を収集せず、ここでも他の製品と同じくデータ最小化原則(データをなるべく収集しないルール)を適用するとも述べられています。保存される唯一のデータは、アプリ操作をサポートするために必要な分のみ。すなわち利用頻度、機能障害が発生したかどうかといった、個人を特定できない情報だけに限られるとのことです。

そして同社はWebサイトやアプリで収集したデータを営利目的で使用しないことを約束し、情報をサードパーティに販売することは決してないことも確認しています。アップルはiOS 13でも徹底したプライバシー保護を打ち出していましたが、その姿勢は新型コロナの脅威に立ち向かう非常時にも守るという意思表示でしょう。

アップルの新型コロナへの取組みといえば、Googleと協力して濃厚接触探知をOSに組み込むプロジェクトも進んでいます。今回の上院議員らの質問状およびアップルの回答では言及がありませんが、ゆくゆくは同様な質疑応答が繰り返されるのかもしれません。
 
 

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関連キーワード: apple, cdc, coronavirus, COVID-19, internet, privacy, security
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