アップル、新型コロナ対策支援のためマップの移動データを提供開始

プライバシー保護も強調されてます

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年04月15日, 午前 11:50 in apple
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アップルは4月14日、新型コロナウイルス対策支援のため、Appleマップ(アップル純正マップアプリ)によるモビリティデータの傾向を示すツールの提供を開始しました。

このモビリティデータは、人々がコミュニティ内で徒歩や自転車、公共交通機関を利用して移動する量の変化を時間軸に沿ったグラフおよびCSV形式で示したもの。このデータが自治体や保健当局にとって、新たな公共政策の基盤として利用可能になると述べています。発表では公的機関への提供に重点が置かれていますが、モビリティデータは一般向けに公開されており、特別な資格やパスワードなしに誰でもこちらから(英語)閲覧およびダウンロードできます。

このために開設された新たなWebサイトでは、Appleマップの使用状況を集計したデータを元に、主要都市および63の国と地域の移動傾向を表示しています。具体的にはアプリ上で経路が検索された回数をカウントし、収集されているデータと比較して、人々の徒歩、自動車、公共交通機関での移動量の変化として世界各地のデータに反映されるとのことです。

またアップルは、マップアプリがプライバシーを重視していることを改めて強調しています。まずモビリティデータとユーザーのApple IDとの関連付けは行わず、ユーザーの移動先に関する履歴も保存されないとのことです。そのモビリティデータの内部での処理は、アプリで収集した検索語、経路、交通情報などのデータは、ランダムかつ一時的な識別子に関連付けられ、識別子は頻繁にリセットされるため、自社がユーザーの移動や検索に関するプロファイルを保有することはないとも述べられています。

つまり移動データはその都度細切れにしており、ユーザー個人と紐付けできない仕組みにしているというわけです。アップルは米国向けのCOVID-19(新型コロナウイルス)のスクリーニングアプリおよびWebサイトについても、米上院議員らに「プライバシーとセキュリティを保護するために構築されている」と回答していました

ほかにもアップルは、新型コロナ感染拡大防止のために世界規模での活動をサポートしています。まず最前線にいる世界中の医療従事者に大量のマスクフェイスシールドを提供したのをはじめ、スタンフォード大学医学部が警察、消防、医療従事者向けアプリを構築するに当たり支援しSiriで音声ニュースを配信するなど、その貢献は多岐にわたるものです。

それに加えて、アップルはGoogleと共同でBluetooth技術を用いた取組みも打ち出しています。全世界にあまねく普及している莫大な数のiPhoneやアップル製品が、新型コロナ感染拡大の速やかな収束に繋がるよう祈りたいところです。

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