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アップルは新型iPad Proを発売したばかりですが、早くも年内に別の新モデルを開発中との観測が有力となっています。それは具体的には5G対応となり、ミニLEDバックライトを採用するとの説がもっぱらです。

そんな中、証券会社アナリストがミニLEDディスプレイ搭載の12.9インチiPad Proの発売が2021年初頭まで「遅れる」可能性があると述べたことが報じられています。中国の証券会社GF SecuritiesのアナリストJeff Pu氏は投資家向けメモで、その原因がデバイスの「複雑なパネル設計」によると語ったとのことです。Pu氏は先日も次期フラッグシップiPhone 12(仮)シリーズには3モデルあり、そのうち2つは9月に発売されるが、最上級モデルである6.7インチ発売は10月になると予測していました

ミニLEDとは液晶バックライトに用いられる技術であり、ローカルディミング(部分駆動)技術と組み合わせて「画面が黒い部分だけバックライトを消灯」が可能となります。すなわち、あくまで液晶ディスプレイを維持しつつ、その改良型に位置づけられます。これによりコントラストやダイナミックレンジを上げたり省電力を期待できる一方で、有機素材を用いないため焼き付きの恐れもなく、有機ELの対抗技術として有力視されています。

ミニLED搭載iPad Proの噂が初めて伝えられたのは、昨年9月に有名アナリストMing-Chi Kuoが予測した一件です。Kuo氏はアップルが最大6つのミニLED製品を開発しており、2020年の第4四半期には10〜12インチのiPad Proが発売されると語っていました。

このKuo氏による発言は新型コロナウイルス感染拡大が起こる前のことであり、その後のサプライチェーンの混乱やアップル社内エンジニアらが少なくとも5月上旬までは在宅勤務せざるを得ないことを考えれば、開発や発売が先送りになる事態は十分にあり得ると思われます。

しかし、一方で最近さかんにアップル関連リークを発信しているJon Prosser氏は、5G対応iPad Proが今年後半に向けて準備中であり、遅延はない。A14X(仮)チップが搭載される他は(先日の新型iPad Proと)全く同じ(ハードウェア構成)だと語っていました。
もしもProsser氏の説が本当だとすれば、「ミニLEDが搭載されない新型iPad Proが発売後、すぐにミニLED搭載iPad Proが発売」ということになり、現実味を欠くことになります。つまり、どちらかが本当であれば、他方は否定され、両立する可能性は低いと思われます。

いずれにせよ、1年以内に次の新型iPad Proが発売される見込みは低くはないはず。なぜなら、先日発売された新型iPad Proに搭載されたSoCであるA12Zは、実は物理的には前モデルのA12Xと同じであり(追加のGPU1つ有効にされている)、プロセッサに関してはマイナーアップデートに留まっているからです。そうしたアップルの意図は、今年後半に登場が噂される5G対応iPad Pro向けA14X(仮)の開発に注力するためだと分析されていました。

先日の新型iPad Proに合わせて発表されたMagic Keyboardも早ければ来週からお届けとなりますが、この後に続々と新たなiPad Proが登場するとすれば、果たして互換性が保たれているのか、流用が利くのかも気になるところです。