今春実施予定だった「人工流れ星計画」が2023年に延期

流れ星の基がうまく送り出せないとのこと

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2020年04月20日, 午後 07:30 in technology
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ACworks2020年4月20日、ベンチャー企業の株式会社ALEは、今春に実施予定だった世界初の「人工的に流れ星を再現する計画」を2023年に延期すると発表しました。

本プロジェクトは、人工衛星の格納庫から流れ星の基となる素材を放出して、人工的に流れ星を作るという壮大なプロジェクト。放出された素材が大気圏に再突入する際に発光し、地上から流れ星のように見えるため、美しい天体ショーが人工的に演出できるとして大きな期待が寄せられていました。

しかし、2019年12月に打ち上げた人工衛星に流れ星の基を放出するよう指令を送ったところ、正常に放出機構が機能しない不具合が起こりました。

ALE

同社が詳細な動作検証を行ったところ、流れ星の基となる粒を送り出す部品の一つが所定の位置に戻らなくなっていることが判明。超真空状態の宇宙空間では、重力下よりも摩擦力が高まるため想定外の不具合が起こることがあり、今回のケースでも、部品を元の位置に戻すために必要な力が設計値を上回っていたと考えられるとのこと。

残念ながら実施を断念することになりましたが、放出機構以外はすべて正常に作動しており、今回得たノウハウを生かした新たな人工衛星で再チャレンジすることが決定しました。新しい人工衛星は2022年後期の打ち上げを予定しており、計画の実行は2023年になるとのこと。次回こそは美しい人工流れ星を見たいですね。
 
 
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関連キーワード: ALE, Artificial satellite, meteor, technology
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