プレミアリーグの2019-2020シーズンは2019年8月に開幕しましたが、新型コロナウイルスの影響で現在は試合が中断されています。そのため、サッカーファンに向けて各チームがサッカーゲームを用いた「バーチャル試合」を行い、その模様を配信していましたが、今回リーグに参加する20チームの代表選手が競う「バーチャルプレミアリーグ」が実現しました。
参加するのはラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)やムサ・シソコ(トットナム)など各チームに所属する選手や、アーティストのトム・グレナンといったサッカー好きの有名人らの計20人。自宅から参戦するため、有名選手がリラックスしながらゲームを楽しむ模様が見られるのも魅力です。
開催期間は4月21日~25日の5日間で、21~23日はトーナメント1回戦、2回戦が行われ、24日に準々決勝、25日に準決勝と決勝戦が実施されます。試合時間は、準々決勝までは現地時間12時~16時(日本時間20時~24時)。準決勝と決勝は現地時間15時(日本時間23時)からスタート。プレミアリーグの公式HPやTwitter、YouTubeのほか、DAZNでも配信されます。
今回のイベントで得た収益は、プレミアリーグの選手らによって立ち上げられた、新型コロナ対策を行う医療機関への支援基金に寄付されます。
プレミアリーグ以外では、スペインのラ・リーガやドイツのブンデス・リーガが「FIFA 20」を用いたバーチャルサッカーイベントを先んじて開催し、成功を収めています。また、サッカー以外のスポーツでは、F1やMotoGPなどで選手同士がゲームで競うイベントが開催され、ファンを楽しませています。いずれも成功しているだけに、今後は他のスポーツでもゲームを用いたバーチャル試合が増えるかもしれませんね。