日本医師会、『楽天のPCR検査キット』に懸念「陽性でも陰性と判定され感染拡大まねく恐れ」

小口貴宏(Takahiro Koguchi)
小口貴宏(Takahiro Koguchi), @TKoguchi787
2020年04月23日, 午前 10:15 in COVID-19
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engadget
楽天が法人向けに一般販売を開始したPCR検査キットについて、日本医師会が4月22日の記者会見で懸念を表明しました。

同キットは、送付された個人が自宅で検体を採取し、送り返すことで、新型コロナウイルスに特徴的な遺伝子が含まれているかを判定するもの。対象は「感染しているか不安に感じている人」で、申し込んだ法人・企業に所属する20歳以上の人が利用できます。

この検査キットについて、日本医師会の釜萢敏常任理事は『PCR検査は精度の限界等についてしっかり理解して行う必要がある』としたうえで、次のようにコメントしました。

『検査に伴う危険が十分に伝えられているかが重要だ。このキットが企業に配られ、この結果から出勤の可否が判断されると、非常に大きな誤りにつながる恐れがある』

『(PCR検査は)実際には感染しているのに、陰性と出ることがしばしばある。そのことで職場に感染が広がってしまうことを懸念する意見が(専門家会議で)あった。陽性なのに陰性と出てしまうことに対して、大きな混乱に繋がるというのが、日本医師会としての強い懸念だ』

また、横倉義武会長も『この検査に頼りすぎることは非常に危険』と述べる一方、『PCR検査が十分に受けられないという現状もある。医師が必要と認めたらすぐに検査ができる体制を作らなければいけない。その意味で、自己判定キットは大きな1石を投じた』とも述べました。

 

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