新iPhone SEの背面カメラ、iPhone 8と同じ。iFixitが完全分解結果を発表

安価さと高性能を両立する企業努力

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年04月28日, 午後 12:00 in apple
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SE2
iFixit

おなじみの修理業者iFixitはiPhone SE第2世代を分解し、その一部パーツが(ベースと推測されていた)iPhone 8と取り替えても動作することを確認していました

その後さらに分解および分析を進めた結果、背面カメラが同じパーツと思われるほか、ディスプレイも基本的に同じながら一部機能が削除されていると報告しています。新SEの背面カメラがiPhone 8と同じ12MPであることは、アップルが公式に発表済みです。そしてiFixitは実際に分解した結果として、物理的にも同じカメラセンサーだと示唆しています。にもかかわらず新SEにポートレートモード撮影など新機能が追加されたのは、iPhone 11シリーズと同じA13 Bionicプロセッサを搭載した恩恵(機械学習による強化)と思われます。
また新SEとiPhone 8のディスプレイはほぼ同じであるものの、3D Touch(画面を押し込む感圧タッチ)モジュールは削除されているとのことです。押し込み操作に対して振動を返すTaptic Engineは健在でしたが、ディスプレイ側で押し込む機構は削除されているわけです。

さらにiPhone 8のディスプレイ(つまり3D Touchハードウェア内蔵)を新SEでテストしたところ、3D Touchは機能せず。すなわち、ソフトウェアレベルで無効にされていることが推測されます。

iPhone 11 Proシリーズで(前モデルのiPhone XSシリーズから)3D Touchが廃止されたとき、その機構を省いた分だけディスプレイが少し薄くなり、代わりにバッテリーが少し分厚くなって容量も増加していました。しかし、新SEのバッテリーはiPhone 8と同じ1821mAhに据え置かれています。

では、何のために新SEから3D Touchを削除されたのか?それはおそらくコストを削減して低価格を実現するためだろうとiFixitは結論づけています。

デザインは懐かしめに見えながらも、Wi-Fi 6やeSIMといった「最新のiPhone」に相応しい通信性能も詰め込まれている新SE。アップルが4万4800円~(税抜)という安価さと高い顧客満足度を両立するために、小まめにコスト削減する企業努力がかいま見える分解レポートと言えそうです。
 
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関連キーワード: apple, ifixit, iphone, iphonese2, iphonese2020, teardown
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