3食のビデオ通話とモーニングコールで「オンライン帰省」したらかなりキツかった

他者と暮らすストレスこそ帰省の醍醐味

田沢梓門
田沢梓門, @samebbq
2020年04月28日, 午後 05:00 in internet
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Engadget

4月22日、政府の新型コロナウイルス対策本部にて、安倍首相は下記のようなゴールデンウィーク期間の外出自粛を呼びかけました。

「今年のゴールデンウィークにおいては例えば実際に帰省するのではなく、ビデオ通話を使用したオンライン帰省を行っていただくなど外出自粛へのご協力をぜひお願いしたい。

ITやビッグデータなどあらゆるテクノロジーを駆使して、新型コロナウイルスに対峙していかなければなりません。この機会にしっかり未来を先取りするようないわばデジタル・ニューディールを一気呵成にすすめていくピンチをチャンスに変えていくとう発想力が必要です」。

「オンライン帰省」というキーワードをここで初めて耳にした方も多いのではないでしょうか? 安倍首相の発言を受けて「オンライン帰省ってただのビデオ通話じゃねーか」などのコメントをSNSで目にしましたが、実際、通信技術が発達したとはいえローカルでの移動を再現するのは難しいと思います。しかし、いまこそ知恵と工夫を凝らすべき機会ではないでしょうか。そこで本記事では、筆者(27歳男性、独身、犬派)がオンラインで帰省という体験を再現してみました。

帰省とは家族や地元の友人等に会う、食事をするなどの体験がありますが、筆者が思う帰省の醍醐味とは、離れて住んでいた家族と同じ生活環境を共有することだと思います。そこで、今回は家族との生活をオンラインで再現してみます。私は3日間に渡って下記の取り組みを実施しました。
  • 朝・昼・晩の食事時にビデオ通話
  • 親の起床時に必ずモーニングコール
  • 地元の食材を送ってもらう
結論からいえば、かなり帰省らしい体験が得られました。ここからは、今回行ったそれぞれの取り組みの所感についてお伝えします。

まず、食事時のビデオ通話はスマホで簡単にできるLINEを利用しました。ZOOM飲みなどは、大概夜間に実施しますが、朝と昼の食事を共にするのは中々新鮮です。基本的に実家の生活に合わせるので一人暮らしでは怠りがちだった朝食を摂取する生活パターンになりました。

加えて、親の起床に合わせてのモーニングコール。壮年後期にあたる両親の起床は朝6時台です。不規則な生活を謳歌している筆者にとってはこれがかなりキツイ。モーニングコールだけならば、二度寝すればいいのですが朝食もビデオ通話するので、身体が完全に起床してしまいます。これにより、乱れまくった生活習慣が強制的に正されていきました。

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▲地元に帰って来た感を得る為に実家のある新潟の食材を発送してもらいました。送ってもらったラインナップ的に東京のスーパーで購入できるものもあったので、この取り組みについてはちょっと微妙な要素でしたね......。

このオンライン帰省を通して、疎遠がちだった家族と交流ができた嬉しさはありました。しかし、18歳で上京して以来、気ままな一人暮らしにすっかり慣れてしまった筆者にとって、自分の住空間に他者がいる感覚にはとてもストレスを感じました。このストレスこそ、筆者が思う帰省の醍醐味だと思うので、今回の検証ではそこそこ上手に帰省という体験を再現できたのではないかと思います。筆者には3日間が限界でしたが、この記事を読まれた一人暮らしの読者の方も、3食のビデオ通話とモーニングコールによるオンライン帰省をGWに実施してみてはいかがでしょうか? 

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