FairPhone 3
オランダのスタートアップFairphone社が開発・販売するスマートフォンFairphone 3に、Googleサービスが入っていない「deGoogled」(脱Google)バージョンが登場しました。

このFairphoneシリーズは、人と地球に優しいスマートフォンを目指して開発された端末。3代目となるFairphone 3は修理をして長く使えるよう内部パーツをモジュラー化しており、分解修理レポートでおなじみのiFixitによる修理難度評価で、なんと満点を獲得しています。


それだけではなく、各地のNGOなどと協力し、組立・製造、原材料の調達に至るまで、適切な給与や労働条件で行われるようにも配慮されている製品です。今回新たにリリースされたFairphone 3の脱Googleバージョンですが、ハードウェア自体は既存モデルと同じもの。主要な仕様では5.7インチ FHD液晶パネルにSnapdragon 632、RAM4GBとなります。
ではこのバージョンは何が違うのかというと、OSが異なるのです。

スマホにおける脱Googleということで、Googleサービス(GMS)が載っていないのはもちろんですが、プライバシー保護に力を入れるフランスの/e/財団と提携し、従来のAndroid 9から/e/OSに変更されているのです。
同OSは、Android AOSPから派生したCynogenMod、さらにその派生であるLinegeOSをベースにしているとのこと。ユーザーの同意なしにリモートサーバーに個人情報を送信する多くのコードを削除した、プライバシーに配慮したOSだとしています。

なおGMS非搭載のため、当然ながらGoogle Playも利用出来ませんが、オープンソースアプリからなる独自のアプリディレクトリを用意。登録されている各アプリは、独自にプライバシーについて0~10の評価が与えられています。ちなみに、既存のFairphone 3でも/e/OS版への更新が可能です。

中国国内の端末や、昨今のファーウェイ製品といった一部の例外を除けば、あえてGoogle抜きのAndroid端末を作るメリットがあるのかは疑問も残りますが、プライバシーに常に気を配っているユーザーにとっては待望とも呼べる製品なのかもしれません。