カナダの大学がプライバシーポリシーの準拠をチェックするブラウザアドオンMitigatorを開発

掲げている内容と違う場合はユーザーに通知

山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
山本竜也(Tatsuya Yamamoto)
2020年05月5日, 午後 03:00 in privacy
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web privacy policy
最近は、様々なウェブサービスがプライバシーへの配慮を表明し、サイトに掲載するプライバシーポリシーも従来の長々としたものではなく、簡潔で読みやすいものへと変わりつつあります。しかしながら、わかりやすくプライバシーポリシーを掲載しているかといって、ウェブサイトやサービスが、それに準拠している保証はどこにもありません。

この問題に対応するため、カナダのウォータールー大学の研究者らは、ウェブサイトがプライバシーポリシーに準拠した方法でデータを扱っているかを検証するソフトウェアベースのシステムMitigatorを開発。その検証結果を論文として発表しました。

Mitigatororはブラウザにプラグインとしてインストールでき、ユーザーに対してそのサイトがプライバシーポリシーに準拠しているかを通知します。たとえば、そのサイトでメールアドレスの入力を求められた際、プライバシーポリシーにメールアドレスの扱いについて記載がなかったり、メールアドレスの入力は不要などとしている場合には、その旨をユーザーに通知します。

ただし、すべてのウェブサイトに無条件で適用できるわけではなく、サイト側での対応も必要になります。ただ、その手間をかけたとしても、ウェブサイト側も、データを適切に扱っていることをアピールでき、ユーザー側は安心してそのサイト・サービスを利用できるメリットがあります。

今のところ、Mitigatororが一般に公開されるかは定かではなく、ウォータールー大学の研究チームは、今回の実装をより強固なものにするのと併せて、さまざまなユーザーや開発者らがMitigatororを使いたい、あるいはサポートしたいと思っているのか徹底したユーザビリティ調査を行うとのこと。

おそらく大学の研究チーム単独でのリリースにはならないでしょうが、どこかのセキュリティ企業などがアプローチする形で、世に出る可能性はありそうです。

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