Apple Watch、1~3月も過半数シェアを維持。新型コロナ禍の中でスマートウォッチ市場は好調

「アフターコロナ」の世界ではさらに成長するかも

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月8日, 午後 04:00 in wearables
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これまで破竹の快進撃だったApple Watchも、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大による都市封鎖や外出制限の中では真価が発揮しにくいはず。そう思いきや、スマートウォッチ全体の売上高が20%以上も増加しており、その中でApple Watchがさらにシェアを拡大しているとの調査結果が発表されました。SmartWatch
大手リサーチ企業Strategy Analyticsは、2020年第1四半期(1~3月)における世界スマートウォッチ出荷台数の推計データを公開しました。それによると総出荷台数は前年同期の1140万台から1370万台、実に20%もの伸び。新型コロナの逆風にあっても世界的な需要は増加しており、オンライン小売を通じてよく売れているとのことです。

そしてApple Watchは全世界で760万台が出荷され、2019年第1四半期の620万台から23%もの成長とされています。スマートウオッチ全体での市場シェアでいえば前年同期の54.4%から55.5%となり、過半数を維持したかっこうです。なおアップルは競争上の理由によりApple Watchの販売台数を公開していないため、これらの数字はすべて「推計」です。

王者アップルに続く2位はサムスン、3位はGarminです。そのうちサムスンは同期に190万台を出荷し、1年前の170万台よりは増加したものの、全世界シェアとしては15%から14%へとダウン。今なお強さは保たれているものの、韓国でのCOVID-19による外出制限や、競合するGarminの猛追により成長は鈍化したと分析されています。

さらにSAは、今四半期(4~6月)は新型コロナの影響により世界的なスマートウォッチの出荷は急激に減速すると予測。が、(新型コロナに解決の目処が立つ)今年後半以降は、世界中の消費者が着実に自信を取り戻し、より多くの小売店が再開するため、まともな回復が見られるとのこと。さらに「ウイルス後」の世界で若者や高齢者が健康志向になることが、長期的には後押しになると述べています。

アップルも先日の決算発表にて、2020年1~3月には(Apple Watchを含む)ウェアラブル機器が好調でしたが、次の四半期には収益パフォーマンスが悪化するとの見通しを示していました。しかし、その一方で次期Apple Watch Series 6(仮)には血中酸素飽和度測定やメンタルヘルス監視機能が搭載されるとの噂もあります。すでに長期的な戦略の中に、いわゆる「アフターコロナ」時代の健康志向の強まりは織りこみ済みかもしれません。


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