米空軍、宇宙で極秘ミッション行う「X-37B」を5月16日に打ち上げ。6度目の軌道へ

今回はわりと情報が出ています

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年05月11日, 午後 08:00 in Space
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Boeing

米空軍の謎の任務を担うのX-37B宇宙機が、5月16日にフロリダ州のケープカナベラル空軍基地から6度目のミッション(OTV-6)に旅立ちます。前回、5度目のミッション(OTV-5)では約2年2か月、780日の日数を軌道上で過ごし2019年10月に帰還していました
今回のOTV-6ミッションも、例によってその具体的な内容は公表されません...が、米空軍士官学校が開発した"FalconSAT-8"と称する人工衛星が搭載されるとのこと。FalconSAT-8は5つの実験用ペイロードを搭載した教育用プラットフォームです。ほかにもNASAによる食料栽培に使用される種子や材料への放射線の影響の研究に関するペイロードが含まれ、アメリカ海軍調査研究所が開発した太陽光発電を無線周波数のマイクロ波エネルギーに変換し、地上に送信する機器も搭載されます。

今回のミッションは、X-37Bで初めてサービスモジュールを使用して実験を行うものでもあります。サービスモジュールは、機体後部に装着されるアタッチメントで、実験用のペイロードを追加して軌道上に運ぶことができるようにします。

バレット空軍長官はこのミッションが「空軍、宇宙軍、政府産業界のパートナーシップが一体となった運用の好例」で、「空軍省の革新性」や「再利用可能な宇宙システムの限界を押し広げるための協力体制」を示すものだと述べています。

米空軍にとってX-37Bは何らかの新システムが宇宙空間でも正常に機能するかを確認することでより高い信頼性を獲得し、将来的に米国が宇宙の領域でも優位性を維持するために必要な技術や能力をより効率的に開発できます。なお、X-37Bは空軍の資産であることに変わりはありませんが、打ち上げ、軌道上での運用、着陸は宇宙軍が担当しています。

X-37Bプログラムマネージャーのジョナサン・キーン中佐は「X-37Bを宇宙に戻し、空軍とそのミッションパートナーのために多くの軌道上実験を行うことができることに興奮しています」と述べています。



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関連キーワード: Air Force, news, Space, space plane, tomorrow, US Space Force, X-37B
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