iPhone 12(仮)の120Hzディスプレイ搭載は無し?アナリストが指摘

Apple Watchと同じLTPO導入が必要とのこと

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月13日, 午後 02:40 in apple
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LTPO
2020年のフラッグシップiPhone 12(仮)シリーズのProモデル用ディスプレイに、iPad Pro(2017年以降)と同じくProMotion技術が導入されるとの噂はたびたび報じられています。ProMotionとはリフレッシュレートが120Hz(現行のiPhoneは60Hz)、つまり1秒間に画面を120回描き替えることで、滑らかな表示や操作に対する素早い反応を実現するものです。

しかし、このProMotion技術は2021年までは導入が無理かもしれない可能性が、ディスプレイ専門アナリストにより指摘されています。「iPhone 12にProMotionディスプレイ搭載」説を真っ先に主張したのは、サムスン関連の有名リーカーIce universe氏です。2019年の7月、同氏はアップルが60/120Hzに切り替え可能なディスプレイを2020年のiPhoneに搭載することを検討しており、サムスンやLGと協議していると述べていました。さらに10月には台湾の業界情報誌DigiTimesも、同様の見通しを報じています。

最近になってからもEveryThingAppleProとMax Weinbach氏が共同で「iPhone 12のProモデルにProMotionディスプレイが搭載」と主張。ほぼ同じ時期に有名リーカーのJon Prosser氏もこれが本当だと言いつつ、ただしバッテリー持続時間の問題があるためにアップルがソフトウェアで無効にしない限りはね......と言い添えています。

さて、これら「2020年モデルにProMotionディスプレイ採用」説に待ったをかけているのが、DSCC(Display Supply Chain Consultants LLC/ディスプレイ業界のサプライチェーン調査会社)の創業者兼CEOであり、ディスプレイアナリストのRoss Young氏です。
同氏は11日、120Hz表示には(バッテリー消費の大きさのために)1Hz~120Hzまで調節できるLTPO技術が必要であること。そして2020年内にLTPO技術を採用したフラッグシップ機はたった1つであり、それはサムスン製である可能性が高いと示唆した上で、アップルはLTPOを2021年まで導入できないとツイートしています。
LTPOとは、Apple Watch Series 4以降に採用されたバックプレーン(回路基板/ディスプレイ上の個々のピクセルのオンオフを切り替える)技術のことです。将来のiPhoneにLTPOが採用されるとの噂は、かつて韓国メディアThe Elecも報じていました

低音多結晶酸化物ことLTPOは、現行のiPhoneに用いられたるLTPS(低温ポリシリコン)よりも最大15%もの省電力が見込めるものアップル公式には、Apple Watch Series 5の常時点灯も文字盤全体が表示されていないときにリフレッシュレートを60Hzから1Hzに低減して消費電力を抑えることで実現していると謳われていました。

複数の噂が、アップルは2020年モデルでもバッテリー持続時間の長さを重視し続けると示唆しています。もしもYoung氏の指摘通りLTPO技術の採用が難しければ、今年はバッテリーの持ちを損ねるおそれのあるProMotionの導入は見送られるのかもしれません。
 
 

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