AppleがVR配信のスタートアップ企業を買収した目的に注目が集まる

これを皮切りにAppleのVRコンテンツ開発が加速するかも

中田ボンベ(Bonbe Nakata)
中田ボンベ(Bonbe Nakata)
2020年05月26日, 午後 05:00 in apple
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Apple2020年5月14日に、AppleがVR動画配信のスタートアップ企業「NextVR」を買収したことが明らかになりました。AppleによるNextVRの買収は、4月にアメリカのApple専門メディア・9to5Macが報じるなど早くからうわさになっていましたが、Appleは買収したことを認め、NextVRも自社のHPで「新しい道に進む」というコメントを発表していました。

買収されたNextVRは2009年にスタートした企業。VRヘッドセットで、好みのスポーツや音楽イベントを360度映像で観戦できるコンテンツを配信していました。今回の一件ではAppleがNextVRを買収した目的、つまり「AppleがVR企業と何をするのか」に注目が集まっています。

Engadget米国版のエディター、クリス・ベラスコ氏は「正確なことは分からない」としつつ、AppleがNextVRを買収した目的として挙げられるのが、同社の持つ「知的財産」。NextVRは立体視やVRコンテンツのストリーミング配信などに関する特許を持っており、これらを「Apple Glass」をはじめとするAR/VR製品の開発に生かす可能性は高いとのこと。Appleは2020年に発表した「LiDARスキャナ」など、長年AR技術の開発に注力していますから、NextVRの技術を活用することで新しい斬新な発想の技術が生まれるかもしれません。

また、Apple Musicやさまざまなアプリなど、Appleのコンテンツ全てを強化し、より多くの利益を得るためにもVR企業の買収は重要だとベラスコ氏は語っています。事業が安定した収益を挙げるまでは時間もコストも必要で、NextVRは一時資金難に陥ったこともありました。しかし、Appleという巨大企業であれば、多くの人がVRコンテンツに魅了されるまで耐えられるのではと目されています。

これまでAppleはVRに関しては目立った動きを見せていませんでしたが、ベラスコ氏によるとAppleはVR技術者の採用を強化しており、VRコンテンツの開発を強化する可能性は高いとのこと。Appleから臨場感のあるVRコンテンツがリリースされるのもそう先の話ではないかもしれません。

 
 

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関連キーワード: 9to5Mac, apple, appleglasses, ar, NextVR, vr
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