Donald J. Trump / Twitter

通信品位法第230条の見直しを迫る大統領命令を出したドナルド・トランプ大統領の今日のツイートのうち1件が、Twitterの「暴力政策の美化についてのルール」に該当したため、Twitterによって非表示化されました。ツイートは「公共の利益ににかなうコンテンツ」としての例外措置が適用されたため削除はまぬがれ、ユーザーが望めば表示されるようになっています。(今回の)問題のツイートは、ミネソタ州ミネアポリスで黒人の容疑者が警察官の暴行によって窒息死させられた事件に抗議するデモが過激化していることに対し、州兵を派遣して事態の収拾を図るとしつつ「略奪が始まるなら銃撃を開始する」と暴徒に対して発砲も辞さない構えであることをストレートに述べています。

ニュースサイトAxiosによれば、ラベル付けおよび非表示化の検討はTwitter内のチームによって行われ、ジャック・ドーシーCEOに報告した後に実行されたとのこと。

Twitterのコミュニケーションチームは、このツイートの「最後の行の歴史的背景、暴力との関連、および今日の同様の行動を引き起こす可能性のあるリスクに基づく暴力政策の美化に関するポリシーに違反しています」と説明し、「他のユーザーが暴力的行動を取るように促されないよう、対応しました」としました。さらにこれによって「ツイートへの関与は制限され、人々はコメントつきでリツイートできるもののいいねや返信およびリツイートはできません」と付け加えています。

ここでいう歴史的背景とは、大統領のツイートにおける「略奪が始まるなら銃撃を開始する」の部分が1967年に発生したマイアミでの暴動の際に事態の鎮圧にあたった当時のマイアミ警察署長ウォルター・ヘッドリー氏の言葉を引用していることを示しています。
なお、Justice CollaborativeのChris Geidner氏は大統領のツイートとミネソタ州兵のツイートを並べて示し、州兵が「セントポール、ミネアポリス、および周辺のコミュニティに500人以上の兵士を派遣しました。われわれの使命は生命を守り、財産を守り、平和的なデモを行う権利を守ることです」と述べており、大統領の主張が正確性に欠けていることを指摘しています。

ちなみに、トランプ大統領はTwitterが今回の非表示化措置をして以降、新たなツイートを投稿していません。現地時間を考えると単に就寝されたのかなとも思えますが、それはそれで、夜明け後にどんなトランプ砲を持ち出してくるかが気がかりところです。