SpaceX Crew Dragon、ISSへのドッキング成功。民間企業の宇宙船として初、米国製は9年ぶりの人員輸送

完璧でした

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年05月31日, 午後 11:55 in space
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SpaceX / NASA

日本時間5月31日午後11時17分ごろ、SpaceXが宇宙飛行士2名を乗せて打ち上げたCrew Dragon宇宙船が、国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングに成功しました。NASAが民間企業に人員輸送を委託するCommercial Crew Programは、将来的に月、火星そしてさらに深宇宙を目指す将来のミッションへの道を開くとSpaceXは述べています。ISSのカメラではドッキング予定時刻の数時間前からCrew Dragonの姿が捉えられており、その様子は地上へとライブストリーミングされていました。流れていく地球の雲や地形を背景に、そろりそろりと近づいてくる宇宙船の姿は、まるで映画のワンシーンのように見えました。

SpaceX / YouTube

Demo-2ミッションは、環境制御、スラスター制御、温度制御、生命維持システム、そしてドッキングシステムの試験を兼ねています。SpaceXは過去に20回のDragon輸送船によるISSへのドッキングを成功させており、その制御はほぼ自動的に行われるとはいえ、ドッキングの瞬間、カメラ映像に振動が伝わって完了がわかるまでは、おそらく世界中の人々が固唾をのんで見守っていたことでしょう。
このあとCrew DragonとISSは、ドッキング部にエアーを充填してからハッチを開け、クルーがISS側へと乗り移ります。

今回Crew Dragonに乗り込んだ2人の飛行士のうち、ダグ・ハーレー飛行士はスペースシャトル最後の乗組員のひとりでした。ハーレー飛行士はアトランティス号STS-135ミッションでいったん米国産宇宙船による有人フライトの幕を引き、9年後にその幕を再び上げたことになります。Demo-2ミッションでCrew Dragonが地上へ無事に帰還すれば、その後は商業輸送プログラムが開始し、その初回となるCrew-1(USCV-1)ミッションには3人の米国人飛行士とともに日本の野口聡一飛行士が搭乗することになっています。

米国の民間企業によるISSへの人員輸送は、SpaceXのほかにボーイングがその準備を進めています。

※6月1日午前2時15分追記:少々長引いた気圧合わせが終わり、Crew Dragonの内部ハッチが開かれ、ボブ・ベンケン、ダグ・ハーレー両飛行士がISS側へと招き入れられました。2人は1~2か月ほどISSに滞在した後、再びCrew Dragonに乗り込み地上へ帰還する予定です。

SpaceX / YouTube




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