Galaxy S20 5G event
今年3月、各キャリアから5Gプランと5G対応端末が発表されました。そんな5G端末の中で3月25日にいち早く発売されたのがGalaxy S20 5Gです。

そこでエンガジェット編集部では、5G通信によってどのようなことが可能になるのか、生活がどう変わるのかを考えつつ、発表されたばかりのGalaxy S20 5G S20 + 5Gの魅力に触れるオンラインイベント「5G時代のGalaxyとは?」を開催しました。

動画:5分でわかる「新Galaxyライブイベントまとめ」



本来であれば、いつものように直接お会いしてのイベントを開催したかったところですが、時節柄オンライン限定となりました。ただその分、普段はなかなか参加できないたくさんの遠方の方にもお楽しみいただけたのではないかと思います。

イベントは大きく5部構成に。メイン司会はSDN48の元メンバーでもあり、現在は家電女優として多くのメディアに出演する奈津子さんが務めました。

Galaxy S20 5G event

第一部 最新5G事情と5Gの展望

まず最初は、テレビでもおなじみのITジャーナリスト、三上洋さんによる5Gについての解説です。

Galaxy S20 5G event

数年前から最新キーワードとして話題になっていた5G通信。ようやく日本でもスタートしますが、その通信規格は、概ね10年おきに大きな進化が訪れています。

1980年代に始まったモバイル通信は、2000年代の3Gで広く普及。2010年代の4Gでは無くてはならないものとなりました。

Galaxy S20 5G event

そしてこれから訪れる5Gでは、もはや携帯電話やスマートフォンだけの話ではなくなるといいます。その5Gを実現するキーワードは「超高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」。その特徴を活かした、核となるサービスとして挙げられたのが、「音楽」「ゲーム」「VR」「企業」です。

音楽、あるいはスポーツイベントもですが、マルチアングル配信により好きなアーティスト、選手をずっと見ていられるようになります。5Gの使い方の例として、よく引き合いに出されるものでもあります。VRもこれに近いものがありますが、高速・大容量の通信が可能になるため、8K VRライブなども可能になります。クラウドゲームも同様です。これらはエンターテイメント寄りなサービスですが、企業向けのサービスも多数登場すると予想されています。
Galaxy S20 5G Event
これらのことを踏まえると、5G時代には、スマートフォンが単なるハブではなく、さまざまなサービスの中核を担う存在になっていくのではないかとのことでした。

第二部 「中の人」によるGalaxy 新製品解説

第二部は、Galaxyのプロダクト担当である大越さんによるGalaxy S20シリーズの解説からスタート。

Galaxy S20 5G S20+ 5Gは、日本国内では初の5G対応Galaxyとなります。Galaxyは3Gから4Gへの変化も経験しているのですが、そうした通信規格の変化の際には端末が大きくなりがちです。しかし、Galaxy S20 5Gは、S10からサイズ感がほぼ変わっておらず、むしろバッテリー容量は増加するなど、素晴らしい出来上がりになったと大越さんは語ります。

そんなGalaxy S20 5Gの特徴は、片手で持ちやすいサイズにRAM 12GBという圧倒的スペックを詰め込んだサイズ感。そして最大30倍ズームに対応する高画素カメラ。120Hz駆動に対応する有機ELディスプレイの3つ。

Galaxy S20 5G event

Galaxy S20+ 5Gは、Galaxy S20 5Gの特徴に加えて、さらに大画面、そしてバッテリー容量も増加。また背面カメラは被写体までの測位を行うToFを加えた4眼カメラ構成になっています。

新機能として、カメラには「シングルテイク」が搭載されました。これは約10秒ほどの動画を撮影し、その中から特徴的なシーンを抽出して、最大14の静止画や動画を自動で残してくれるというもの。背面のすべてのカメラを利用するほか、シーン抽出には、これまでのGalaxyでもシーン判別などで使われているAIを活用しているとのことです。

Galaxy S20 5G event

また、約6400万画素の望遠カメラは、光学3倍、デジタル10倍の最大30倍スペースズームに対応します。スマートフォンのカメラに約6400万画素も必要なのかという意見もあるとのことですが、約6400万画素で撮影しておけば、あとから拡大した場合でも鮮明な画質を得られるのがポイントです。

Galaxy S20 5G event

静止画だけでなく、動画撮影も8Kに対応しました。そして、8K動画の中から静止画を切り出せる8Kビデオスナップという機能も新搭載。動画から静止画を切り出す機能は以前からあったのですが、それは一度画面に表示したものをキャプチャしていたそうです。このため、動画がキレイに撮れていても静止画の画質が落ちることがあったのですが、8Kビデオスナップでは、8K画質そのままに精細な画像を取り出すことができます。

動画撮影では、スーパー手ブレ補正も強化されました。従来は30度程度の揺れにしか対応していませんでしたが、S20シリーズでは60度までの揺れに対応。S20を持ってスノーボードなどをしながら撮影しても、スマートフォンで撮ったとはわからないような動画になるとのことです。

ハードウェア仕様としては、RAMが12GBとスマートフォンでは最高峰の容量を搭載。それだけではなく、メモリーをLPDDR5という新しい規格にしたことで、約20%の省電力化と約30%の処理速度向上も果たしています。

Galaxy S20 5G event

また、ディスプレイも大きな進化を遂げました。あらたに120Hzのリフレッシュレートに対応し、ゲームはもちろん、画面のスクロールも非常に滑らかになっています。ただ、ずっと120Hz駆動のままだとバッテリーの消耗が大きくなるので、通常時は60Hzで駆動し、ユーザーによる設定変更で120Hz駆動になるとのことです。

Galaxy S20 5G event

カラーは、Galaxy S20 5Gはコスミック グレー、クラウド ブルー、クラウド ホワイトの3色。Galaxy S20 +5Gはコスミック グレー、クラウド ブルーの2色です。

このほか、純正ケースなどのアクセサリーも販売されます。今回は、これまで日本では発売されなかった純正のワイヤレス充電対応10,000mAhのモバイルバッテリー「Galaxy Wireless Battery Pack」も発売されます。

続いて、5G端末ではありませんが、Galaxy S20シリーズと同時に発表されたGalaxy A41の解説もありました。解説してくださったのは、Galaxyプロダクト担当のチェさん。

Galaxy S20 5G Event

Galaxy A41は5Gでこそないもの、これまでハイエンドモデルにしか採用されていなかった機能を、ミッドレンジに惜しみなく注ぎ込んだモデルとのこと。手頃な価格で高機能・高性能な端末が欲しい方、手に持ちやすくカッコいいスマートフォンが欲しい方、今までのミッドレンジのカメラ性能に満足していない方、そして鮮明な大画面でゲームや動画を使いたい方に使って欲しいとのことです。

そんなGalaxy A41のおすすめポイントは、「カメラ」「ディスプレイ」「デザイン&パフォーマンス」の3つ。

まずカメラですが、これは最近のスマートフォンを語る上では欠かせないポイントでもあります。Galaxy A41は、これまでのミッドレンジ端末とは違い、48MP(広角)+8MP(超広角)+5MP(深度測位)というハイエンド並の高機能カメラを搭載します。インカメラも25MPとなり、「背景ぼかし」や「美肌モード」にも対応。そしてハイエンドモデルに搭載されている「シーン判別」機能や、被写体のまばたきやブレなどを検知してお知らせする「撮り直しアラート」にも対応しています。

Galaxy S20 5G event

ディスプレイは、6.1インチ FHD+。20:9の大画面で、インディスプレイ指紋センサーやEdgeパネルをミッドレンジで初めて搭載しています。そして、6.1インチの大画面にもかかわらず、ベゼルレスデザインにより横幅は約70mmと持ちやすいサイズ感に。そしてGalaxyらしい高級感あるデザインとなっています。

本体カラーはブルー、ホワイト、ブラックの3色。見る角度によって色味が変わるプリズムカラーを採用しており、写真や動画では伝わりにくいのですが、非常に美しいカラーです。

galaxy

基本性能は、MT6768にRAM4GB、ストレージ64GB。3500mAhの大容量バッテリーを搭載しており、長く使えるモデルになっているとのこと。実際にショップに足を運んで頂き、手に取って持ちやすさやデザインの良さを感じて欲しいとのことでした。

第三部 5G時代のスマホが来たぞ Galaxy S20 5G S20+ 5G

第3部は、携帯電話研究家 山根博士による、Galaxyの歴史の振り返りとGalaxy S20 5G S20+ 5Gの魅力説明が行われました。いつものように、博士のGalaxy愛が溢れる熱量高めのプレゼンとなりました。

Galaxy S20 5G event

日本では初の5G対応端末となるGalaxy S20シリーズですが、海外では昨年のGalaxy S10から5Gに対応
していました。すでに5G端末として1年近い経験を積んでいるわけです。

現在、スマートフォンのシェアでは世界1位となっている同社。2010年3月に発売したGalaxy Sが、最初のGalaxyスマートフォンとなりますが、画面サイズは4インチで、当時としては大画面。また、3G通信にいち早く対応していました。

2011年にリリースされたGalaxy S IIでは、さらに画面が大型化し、4.3インチに。この機種で、早くもスマートフォンシェア世界1位を達成します。そして翌年のGalaxy S IIIでは、4G(LTE)に対応。OSに先駆けて独自のマルチウィンドウを搭載したほか、当時はまだ使っている人も多かったフィーチャーフォンを含めた携帯電話シェアで世界1位となりました。

Galaxy S20 5G Event

その後、Galaxy S4、S5と代を重ね、Galaxy S6では初めて金属筐体を採用。また派生モデルとして側面を大胆に曲げたエッジディスプレイを採用したGalaxy S6 edgeが登場しました。Galaxy S8ではついにホームボタンを廃止し、18.5:9のインフィニティディスプレイに進化。

インフィニティディスプレイはGalaxy S9、S10と受け継がれますが、S10ではさらに縦長の19:9に進化。そして指紋センサーもディスプレイ内蔵となります。そして最新機種のGalaxy S20シリーズでは、ディスプレイのアスペクト比が20:9に。2画面に分割した際の使い安さが向上したといいます。

Galaxy S20 5G event

RAMも12GBになり、5Gの大容量コンテンツも快適に利用できるとのこと。その5Gでは、Galaxy S20+ 5Gのみですが、ミリ波にも対応します。各国のキャリアでは、日本同様にこれから5Gサービスを開始するところも多いのですが、そういったキャリアでも、Galaxy S20シリーズを取り扱うことで、これから5Gに本腰を入れていくとアピールできる、そんな端末になっているとのことです。

Galaxy S20 5G Event

そのGalaxy S20シリーズで山根さんが注目したのはカメラ機能。第二部で、大越さんからも紹介があったシングルテイク機能ですが、かなり便利と感じたそうです。最近は写真ではなく、とりあえず動画を撮ってしまう人も増えているとのことですが、とりあえずシングルテイクで撮影してしまえば、いい感じに被写体を抽出してくれます。風景を残したり、観光地であちこちを撮る場合にもかどりそうです。

そして8K動画撮影です。山根さん曰く、いま8Kで撮っておけばこれから先もずっと綺麗な映像を残しておけるとのこと。むしろ、いま8Kを撮影できないスマートフォンを買うべきではないとも。

8Kの精細さや30倍ズームなどの性能は、実機を触ってみないとなかなか伝わりづらいため、ぜひGalaxy Harajukuなどで実機に触れて欲しいとしていました。

Galaxy S20 5G event

5G接続については、一度体験してしまうと、もう4Gには戻れないとか。一足早く5Gサービスが開始されている韓国で試したところ、1Gbpsを超える速度で通信ができたとのことです。また、マルチアングル配信もすぐに切り替えられ、ストレスはないとのこと。

いまのところ、ドコモの5G提供エリアはスポット単位で、ソフトバンクも範囲が狭く、どこでも利用できるわけではありませんが、そうした5Gの電波を探して積極的に浴びろと言います。そうして5Gの電波を浴びているうちに、提供エリアが広がり、つながるようになってくるとのことでした。

どっちのGalaxyを選べばいいの?

Galaxy S20 5GとGalaxy S20+ 5G、どちらを選べばいいのかをフローチャートを交えて説明もありました。

まずは「5Gスマホと言えばGalaxy」と思うかどうかからスタート。ただし、選択肢があるようで実はありません。なんと言おうと、5GスマホはGalaxyとのことです。
Galaxy S20 5G event
それはさておき、選ぶポイントとなるのは、大きくは今すぐ使いたいか、ミリ波の提供が開始されるまで待てるか。そして本体サイズとなります。

Galaxy S20 5Gはドコモの5G端末第1弾として3月25日に、KDDIは3月26日発売となりましたが、Galaxy S20+ 5Gは5月下旬以降と少し間が開きます。そのときにミリ波が提供開始されるのかはわかりませんが、今すぐ5Gを体験したいという人はGalaxy S20 5Gということになります。

また、Galaxy S20 5Gは片手で持ちやすいサイズ感なのも特徴です。その分、Galaxy S20+ 5Gよりも画面は小さくなっているので、スマートフォンでは何よりも大画面を優先したいという人にとってはGalaxy S20+ 5Gを待つ方が良さそうです。

最後に値段について。Galaxy S20 5Gのドコモの価格は10万2960円。これは5G端末としては決して高くないとのこと。さらに、2年で端末を返却する「スマホお返しプログラム」を利用すれば、6万8640円となります。これを日割りすれば、1日当たりわずか94円に。

日割り計算の是非は置いておくとして、今手に入る5G端末としては、悪くない選択肢ではないでしょうか。

Galaxy S20 5G event

第四、五部 登壇者による徹底討論会・Q&Aコーナー

第四部では、イベントに登壇した三上さん、山根さん、大越さん、奈津子さん、Engadget日本版の矢崎編集長によるトークセッションが行われました。

「こんなに楽しいGalaxyの世界」というテーマでは、Galaxy S20 5Gのマルチウィンドウ機能や、5Gコンテンツとして普及が期待されるマルチアングル配信について、それぞれ大きな期待が寄せられていました。

また、Galaxyを楽しみ尽くす方法として、Galaxy Harajukuの紹介も。3月19日からはGalaxyスマホのケースだけではなく、オリジナルのストラップやGalaxy Budsの専用ケースも作れるMy Galaxyがオープンしました。Galaxy S20 5G発売を記念して、3月末までは無料でプレゼントされるとのことなので、ぜひ足を運んでみてください。

Galaxy S20

また、Galaxy Harajukuにはいけないという人も、Galaxy端末にインストールされている「Galaxy Members」アプリを利用すると、お得なプレゼントがあたる新キャンペーンもスタート! これまで、9の付く日(9日,19日、29日)に実施されていましたが、5Gの開始にあわせて4月からは5の付く日(5日、15日、25日)に変更となり、「5Go!Galaxy」キャンペーンとして生まれ変わります。

Galaxy S20 5G event

次のテーマは「全方位をカバー Galaxy最新シリーズまとめ」として、Galaxy S20シリーズやA41などについての話が盛り上がりました。

同社としては、5Gをいち早く試したい人のために、Galaxy S20シリーズを用意したが、まだ5Gは様子見、4Gでいいという人にもGalaxy A41を用意したとアピール。

実際、みんなが5G端末を使うようになるのは、2~3年先のことと山根さんはいいます。それまでは安い4G端末を選ぶ人もいるものの、すでに安いだけでは見向きもされなくなっているとのこと。その点、Galaxy A41は性能面でも十分であり、買って損はない端末だとしています。

また、5G通信になると電池持ちが心配になるという質問に対しては、Galaxy S20シリーズではバッテリー容量が増量されているほか、急速充電にも対応しているので、安心して使えるとのことです。

Galaxy S20 5G Event

最後のテーマは、「5年後のGalaxy S70はこうなる!?」と題し、山根さんが5年後のGalaxy端末を予想します。山根さんは、そもそも端末名はGalaxy S70ではなく、すぐに1000番台に移行して、Galaxy S5000になるのではと持論を展開。この頃には、5Gかどうかはすでに問われず、みんなが5G端末を使うようになっているといいます。また、ディスプレイは縦にも横にも曲がるようになり、昔の人はよく1画面で使えたなと感じるようになるかもと予想されていました。

Galaxy S20 5G event

最後は、Twitterに寄せられた質問に答えるコーナーです。TwitterやYouTubeでのコメントで、なぜ日本でGalaxy S20 Ultraを出さないのかというコメントが多く寄せられていました。これに対して大越さんは
まず、Galaxy S10 S10+の正統進化としてGalaxy S20 S20+をリリースしたとのこと。海外でもGalaxy S20 Ultraの注目度は高いので、日本でもっとUltraを求める声が大きくなれば期待できるかもしれない......とのことでした。

今回、初のオンラインでの開催となった今回のイベントですが、お楽しみいただけたでしょうか。イベントの様子はハッシュタグ「#GalaxyS20 #fes」で投稿されているので、動画のアーカイブとあわせてご覧ください。