一般的に “モバイルPCはビジネス向け” という色合いが強く、質実剛健を体現したかのようなモデルや、赤をアクセントとしたブラックのモデル、アルミの質感を活かしたモデルなどが多い傾向にあります。いくつか具体的な製品を思い浮かべ、「あー……」と思った人も少なくないでしょう。

それらのノートPCと正反対の位置づけとなるのが、カジュアルなエントリー向けノートPC。ホワイトやパステルカラーの明るい色、模様の施された天板などは、デザイン性も重視したいという人にとって魅力的なポイントです。ただし、エントリー向けということもあり、性能が低いモデルが多いのがネック。また、モバイル用途で使うには重たく、サイズも大きなものばかりになりがちです。

現在は働き方が大きく変わり、会社だけでなく、家からリモートで作業することも増えました。また、移動中や待ち合わせまでの時間にオープンカフェで使う、気分転換をかねてコワーキングスペースで作業する、旅行先で仕事をこなすワーケーションが提唱されるなど、会社や家に縛られない、多様な働き方が増えてきています。

こういった環境で仕事をするなら、いかにもなビジネスモバイルより、プライベートでも違和感なく使える見た目にもこだわった個性的なモバイルPCが欲しくなるというもの。そんな人にオススメなのが<Lenovo Yoga Slim 750i Carbon>です。

カーボンファイバー採用なのに、見た目は真っ白! 1kgを切る軽さでも、堅牢性に優れた軽量モデル

<Yoga Slim 750i Carbon>の最大の特徴となるのが、真っ白で洗練された美しいボディ。白といってもエントリーPCにあるようなテカテカした安っぽいものでも、ザラザラとした質感の低いものではありません。目を近づけてよく見ると厚紙のような規則性のない凹凸があり、これが光の反射を拡散。固さのない、柔らかな雰囲気となっています。この、今の時代に合ったスタイリッシュさはモバイルノートPCとしては大きなアドバンテージと言えるでしょう。

また、特殊塗装技術による指紋防止仕上げが施されているので、見た目はキレイだけど指の跡が汚く見える……といった心配はありません。

ボディの素材には、軽量ながら強靭なカーボンファイバーを採用。せっかくカーボンファイバーを使うなら、アピールするためシートの模様を活かすデザインにしたり、カーボンを連想しやすい黒系の色にしたりしたくなるものですが、実用面とデザイン面をしっかりと区別し、あえてボディを白くしているというところに見た目の美しさへのコダワリを感じます。

もちろんそのかいあって、質量は約966gと軽量。そしてこの軽さながら、米国国防総省が定めるMIL規格(MIL-STD-810G)準拠のテストをクリアした堅牢性を備えており、落下、振動、温度、湿度などにも強いモバイルPCとなっています。

出先や屋外など、場所を選ばずに使いたいというのであれば、この堅牢性は何よりも心強いですね。

普段から持ち歩きたい人にうれしいのは、軽さや堅牢性だけではありません。厚みは最薄部で約14.25mmとなっており、移動する時でも、片手でつかんで簡単に持ち上げられます。

実は、片手でホールドするのは意外と難しいもので、本体が薄いと力が入れにくく、不安定になりがち。指先でしっかりとつかめる分厚いノートPCの方が実は安定感があります。

では、<Yoga Slim 750i Carbon>が持ちにくいのかというと、そんなことはありません。裏側を見てもらえるとわかりますが、ちょうどゴム足のところに指先が引っかかり、しっかりと抱えられるようになっているのです。

これなら滑って落としてしまう心配も軽減されます。いつもケースに入れて持ち歩けるわけではありませんから、こういった実用的な部分は重要です。

もうひとつ、持ち歩く際にうれしいと感じたのが、バッテリー駆動時間が最大約14時間であるという点。このバッテリー駆動のタフさも、持ち歩きには安心材料になります。

また、どうしてももっと長時間使う可能性があるという方にも朗報なのが、付属のACアダプターがコンパクトなこと。片手に収まるサイズは65Wの出力とは思えない小ささです。カバンに入れてもジャマになりにくいので、ノートPCと一緒に持ち歩くのにピッタリでしょう。「急速充電モード」により、15分充電で約2時間使用可能な点も心強いポイントです。

片手でも開けられる液晶ディスプレイ。カメラの活用で顔認証以外にも便利な機能を搭載

使いやすさの面で感心したのが、液晶ディスプレイを片手で開けられること。

片手で液晶ディスプレイを開けようとしたら、本体ごと持ち上がってしまった……というのはよくあること。苦笑いしつつ、両手で開き直すという経験をしたことがある人は少なくないでしょう。

一般的なノートPCであれば質量を気にしなくていいため、本体側を重くすれば片手で開けられるようになります。しかしモバイルPCの場合、質量をいかに軽くするかは最重要課題。そう簡単に本体を重たくできません。

となれば、軽く動くようヒンジを弱くすることになりますが、ヒンジを弱くすれば、今度は使用中に液晶ディスプレイが閉じてしまう、または、背面に倒れてしまうといった心配があります。また、持ち上げるときに不意に液晶ディスプレイが開いてしまい、バランスを崩して落としてしまうといった危険もあります。

この質量とヒンジの強さのバランスをうまく調整しなくては、片手で液晶ディスプレイを開くというのは実現できないわけです。

特に出先や屋外で使う場合は荷物を持っていることが多く、片手でスグに開けるというのはそれだけで快適。少しでもストレスなく使いたいのであれば、意外と重要なポイントとなります。

液晶ディスプレイでもうひとつ注目しておきたいのが、画面比が16:10と少し縦長になっていることです。スクロールせずに表示できる情報量が増えるため、より効率的な作業に向いています。さらに13.3インチながら解像度は2560×1600ドットと高く、ドット感の少ない高画質な表示ができるというのもメリットです。

また、忘れてはならないのが、液晶ディスプレイの上部に顔認証に対応したIRカメラを装備していること。顔認証くらいしか使うことがないと侮りがちですが、実は、<Yoga Slim 750i Carbon>はそれ以外の面白い機能も搭載しています。

意外と便利そうだと感じたのが「姿勢警告」。長時間PCを使っていると少しずつ猫背になっていき、顔が画面に近づいていってしまいますが、近づきすぎると姿勢が悪くなっていると警告してくれるものです。

画面に警告が出るまで近づいているなら、疲れてきている証拠。少し伸びをして休憩を入れるのもいいでしょう。また、設定した時間以上使っていると休憩を促す機能もありますから、この2つを併用すれば、テレワーク中の体への負担を軽減できるでしょう。

セキュリティー面では「プライバシーアラート機能」が役立ちます。これは背後からののぞき見、いわゆる “ショルダーハック” を防げるもの。カメラが複数人の顔を認識すると画面上に警告が表示されるため、この警告があるときにはパスワード入力を控える、といった対応ができます。不特定多数の人が背後を通る屋外ではかなり役立つ機能と言えるでしょう。

これ以外にも、不在時に画面をロックする、画面を見ていない時にぼかす、PCの前から離れると自動で動画を一時停止するなど、カメラを使った便利機能が多数あるので、うまく活用したいところです。

第11世代Coreプロセッサー搭載でメインPCとして使える高性能! グラフィックスもストレージも高速

見た目やモバイル性能だけでなく、PCとしての性能も高レベル。CPUに第11世代Coreプロセッサーを採用しているので、従来と比べグラフィックス性能も大きく向上しています。また、メインストレージのSSDは高速なPCIe接続ですから、サイズの大きなファイルを扱う時も待ち時間が短くなっています。

今回テストした評価機は、CPUにCore i7-1165G7(4コア8スレッド)を搭載した上位モデル。実際どのくらいの性能なのか、定番のベンチマークソフトを使って少し調べてみましょう。

まずは純粋なCPU性能を知るため、「CINEBENCH R20」でチェック。これはCGレンダリング速度からCPUの性能を測ってくれるもので、結果は独自スコアとなるptsという単位で表示してくれます。このスコア高ければ高いほど、高性能なCPUとなるわけです。

なお、CGレンダリングはマルチスレッド処理に向いた作業となるため、CINEBENCH R20はコア数が多いほどスコアが高くなる傾向になります。つまり、CPUの最大性能を知るのに最適なテストとなります。

結果は、マルチスレッドとなるCPUが2033pts、シングルスレッドのCPU(Single Core)が574ptsとなりました。

この数値だけでは性能が高いのか低いのかよくわからないと思うので、手元のデータから第10世代Coreプロセッサーのスコアをいくつか紹介すると、Core i7-10510U(4コア8スレッド)がCPU 1514pts、CPU(Single Core) 389pts、Core i7-10810U(6コア12スレッド)がCPU 1964pts、CPU(Single Core) 469ptsとなっていました。また、第11世代Coreプロセッサーでは、Core i5-1135G7(4コア8スレッド)がCPU 1818pts、CPU(Single Core) 502ptsです。

第10世代との比較では、同じ4コア8スレッドのCPU相手なら約34%性能が向上。コア数が多い6コア12スレッドのCPUをも上回る性能と、かなり高速化されていることがわかります。

これだけ性能が高ければ消費電力や高く、発熱も大きいのではないかと心配になりますが、実際その通りで、常時この速度で使うのは現実的ではありません。

そのために用意されているのが、電源スマート設定。最大のパフォーマンスで動作させる「エクストリーム・パフォーマンス」、発熱と消費電力を見ながらパフォーマンスを自動で調整する「インテリジェント・クーリング」、パフォーマンスを抑えバッテリー駆動時間を延ばす「バッテリー省電力」という3つのモードがあり、ユーザーが自由に選ぶことができます。

先ほどのCINEBENCH R20は、このうち、エクストリーム・パフォーマンスで計測したもの。ちなみにインテリジェント・クーリングではCPUのスコアは1629pts、バッテリー省電力では976ptsとなります。普段はインテリジェント・クーリングで利用し、CPUパワーが必要な用途ではエクストリーム・パフォーマンス、電源のない環境で使うならバッテリー省電力を選ぶといったように、シーンに合わせて選択するのがオススメです。

なお、この電源スマート設定の切り替えは、PC設定ツールとなる「Lenovo Vantage」からだけでなく、タスクバーの電源設定からも可能。さらに、ホットキーのFn + Qでも切り替えられますから、状況に応じて使い分けることができます。

第11世代Coreプロセッサーの魅力は、CPU性能の高さだけではありません。内蔵GPUも大幅に強化されているため、従来では難しかった、3DゲームのフルHD(1920×1080ドット)でのプレイも視野に入ってきます。

軽量ゲームベンチの定番となる『ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク』(FF14ベンチ)でその性能を見てみましょう。なお電源スマート設定は、エクストリーム・パフォーマンスとしています。

結果は見ての通りで、評価は「快適」。解像度がフルHDというだけでなく、画質を最高品質にしても十分遊べるだけのパフォーマンスがあることがわかります。

ちなみに第10世代Coreプロセッサーですと、よくてスコアが1000を超える程度。解像度をHD(1280×720)にしたうえ、画質を下げてギリギリ遊べるラインですから、まったくの別ものですね。

第11世代プロセッサーを搭載しているだけに、<Yoga Slim 750i Carbon>のCPU、グラフィックス性能は、かなりの高レベルだというのがわかります。

性能面でもうひとつ重要なのが、ストレージの速度。PCやソフトの起動、ファイルの読み書き時間への影響が大きく、体感速度を大きく左右するものだけに、速度が重要となります。

このストレージには高速なSSD、しかもPCIe接続のものが採用されています。ベンチマークソフトの 「CrystalDiskMark」 で速度を見てみると、シーケンシャルアクセスでリード、ライト共に3000MB/s前後とかなり高速であることがわかります。

SATA接続であれば600MB/s以下ですから、単純計算で5倍以上。これだけ速ければ、動画や写真といった大きなファイルを扱う時でも、ストレスにならないのがうれしいですね。

インターフェースは少なくても拡張性を確保、キーボードやスピーカーもしっかり使える

薄型軽量のモバイルPCではスペースの問題もあり、どうしてもインターフェースが弱くなりがちです。<Yoga Slim 750i Carbon>も例外ではなく、左右の側面を見ても、USB Type-C×3と音声入出力端子くらいしかありません。

しかし、このUSB Type-Cのうち2つは、最大40Gbpsという高速な「Thunderbolt 4」に対応。従来のUSB機器が使えるうえ、「Thunderbolt 3」との互換性もあるので、USB 3.1 Gen2対応の高速な外付けSSD、拡張ドック、外付けGPUボックスといったType-C接続の機器なら何でも、しかも最高性能で接続できるようになっています。

もちろん、Type-C接続のモバイルディスプレイにも対応。ケーブル1本で使えるようになるので、長期出張などでも効率よく作業できるのが魅力。従来のUSB機器や、HDMI出力、有線LANが使いたいという場合は変換アダプターが必要となりますが、多機能ハブや変換ケーブルを用意しておけばいいだけですから、それほど負担にはならないはずです。

なお、Wi-Fiは高速なWi-Fi 6に対応し、最大2.4Gbpsで通信可能。速度重視で有線LANを使っていた人でも、これを機にWi-Fiへと乗り換えるのもありかもしれません。

使い勝手を大きく左右する部分といえばキーボードやタッチパッドがありますが、この部分も抜かりありません。

EnterやBack spaceなど、一部のキーは分割となっていますが、配列そのものに違いはなく、オーソドックスで使いやすいもの。妙に小さいキーもなく、押し間違えることもありません。

キーピッチは18.7mmと余裕があり、タッチタイプも快適。ストロークが若干浅いので、人によっては好みではない可能性もありますが、底打ち感はなく、違和感なく打鍵できます。

暗い場所でもキーの位置が確認できるキーボードバックライトも搭載しているので、飛行機内や寝室でも問題なく使えるのがいいところ。このバックライトは自分で明るさを変えられるほか、周囲の明るさに合わせ自動点灯させることもできるというのが便利です。

「ノートPCの音質が気になる」という人にとってうれしいのが、内蔵スピーカーが意外といい音質で鳴ってくれること。低音が弱いため、ヘッドホンや外付けスピーカーと比べてしまうとさすがに見劣りしますが、伸びのある高音としっかりとした音量で、ちょっとした動画視聴やオンライン会議であれば不満を感じません。スピーカーの位置が底面というのは気になりましたが、音がこもるような違和感はなく、素直に聴こえます。薄型モバイルとしては、かなり実用的です。

今までになかった新しいタイプのモバイルノートPC

PCを快適に使うためには、高い性能や充実した機能が必要となりますが、モバイルノートPCはサイズや質量による制限があり、一般的なノートPCと比べどうしても見劣りしてしまう部分がありました。

しかし、<Yoga Slim 750i Carbon>は薄型軽量モデルながらスペックに死角がなく、大型ノートPCと比べても遜色ない性能があります。さらに、真っ白なボディはカーボンファイバーの採用で、堅牢性にまで優れています。

長く使うのであれば性能はもちろんですが、使いやすさや見た目も重要なポイント。カジュアルな雰囲気がありながら、本格モバイルノートPCとして使えるというのは、今までになかった新しいタイプと言えるでしょう。選んで後悔しない、本気で使えるモバイルノートPCのひとつであることは、間違いありません。

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