Xiaomiから発売された最新スマートフォン「Xiaomi 11T Pro」。ハイエンドのプロセッサを搭載し、1億800万画素のカメラセンサーや120Hzの高リフレッシュレートのディスプレイ、さらに120Wの急速充電など、あらゆるポイントにおいて、トップクラスの性能を誇るスマートフォンに仕上がっている。

それでいて価格は6万9800円とハイエンドモデルとしては低価格。まさにコスパモンスターともいえる「Xiaomi 11T Pro」の魅力を細かくチェックしていこう。

プロセッサもディスプレイも現時点で最高峰

まず、基本スペックは文句なしのハイエンド級だ。プロセッサはクアルコム最上位のSnapdragon 888、RAMは8GB、ストレージは128GBもしくは256GB。日常使いはもちろん、重いアプリを動かす場合にも申し分ないスペックで、アプリの操作や切り替えなど実にスムーズに動作する。

▲Xiaomiから発売中の最新スマートフォン「Xiaomi 11T Pro」

特に、プロセッサのSnapdragon 888はグラフィック性能にも優れているため、FPS / TPSやレースなど、3D描画を多用したゲームも高画質で楽しめるほどパワフル。現時点では最高峰のグループに位置する。

ディスプレイ品質も注目ポイントだ。サイズは6.67インチ(2400 x 1080ドット)で、有機ELパネルを採用している。さらにリフレッシュレートは120Hzと高く、画面スクロールなどがスムーズだ。

加えて、タッチサンプリングレートも最大480Hzのため、より正確にタッチ操作に反応してくれる。タッチ操作の感度が勝敗に大きくかかわるゲームにうってつけだ。

▲高リフレッシュレートでスクロールがスムーズ

HDR 10+ Dolby Visionにも対応しており、表示は10億色以上。輝度はHBM 800 nit (typ)、ピーク輝度1000 nit (typ)と明るい。ディスプレイ性能もスマートフォンにおいてトップクラスと言える。

迫力ある大画面を搭載しているにも関わらず、片手で持ちやすいのも魅力だ。本体サイズは約76.9(W)× 8.8(D)× 164.1(H)mmで重さは約204g。重量配分の設計の良さから、手に持ってもそこまで重さを感じず使いやすい。

カラーバリエーションはセレスティアルブルー、ムーンライトホワイト、メテオライトグレーの3色展開だ。

▲大画面と持ちやすさを両立させている

17分でフル充電できるバッテリー

「Xiaomi 11T Pro」でオススメしたいのが、製品発表時にも話題となった120Wの超急速充電だ。

同梱の120W充電アダプタを使えば、バッテリーを2%から100%まで、わずか17分で充電できる。朝起きて充電のし忘れに気づいても、顔を洗って歯を磨いているうちにフル充電できてしまうのは新鮮だ。

また、バッテリーは満充電の状態でさらに充電を続けると劣化しやすくなる。そのため、「寝ている間に充電」というのは、スマートフォンにとって過酷だったりもする。その点「Xiaomi 11T Pro」なら、朝起きてから充電を開始できるので、バッテリーの劣化を防ぎながら使える。

▲最大120Wで充電でき、0%から満充電まで約17分

バッテリーの容量も5000mAhと余裕があるため、通常の使用なら丸一日バッテリー残量を気にせずに使用できる点も安心だ。

おサイフケータイや5G通信にも対応

最新の通信規格「5G」にも対応しており、対応バンドは「n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78」と幅広い。

▲SIMはデュアル仕様で両面にnanoSIMがセットできる

FeliCaにも対応しており、モバイルSuicaやiDといったおサイフケータイ機能も利用できる。ショッピングや公共交通機関を利用する際などに、本機を「ピッ」とかざすだけで支払いが完了するのは便利だ。

▲FeliCaにも対応し、キャッシュレス決済も「ピッ」とかざすだけで完了する

▲本体側面の電源ボタンは指紋認証センサーと一体になっている

映像だけでなくオーディオにもこだわっており、本体上部と下部の2箇所にスピーカーを配置するデュアルスピーカー仕様。動画視聴やゲームプレイ時に横位置で使用するときに、よりステレオ感がある。

▲動画視聴にも最適

スピーカー配置の工夫によって、横位置で持ったときにスピーカーを指で塞がずにホールドできるので、音がこもったりせずクリアな音質で楽しめる。

▲スピーカーを指で塞がずに両手でしっかり持てる

1億800万画素センサーを搭載したカメラ

スマートフォンとして重要なカメラ性能にも抜かりはない。背面はトリプルカメラ仕様で、広角(約1億800万画素、f/1.75)、超広角(約800万画素、f/2.2)、テレマクロ(約500万画素、f/2.4)の組み合わせだ。

▲広角と超広角、テレマクロを組み合わせた3眼仕様

▲インカメラも約1600万画素と高解像度

▲メインの広角で撮影。シャープ感の効いた画質で、細部の輪郭もクッキリと描写されている

▲2倍のデジタルズームでの撮影。等倍とあまり変わらない画質だ

▲超広角で撮影

注目はメインとなる広角カメラで、約1億800万画素という高画素数のセンサーを採用している。もちろん約1億800万画素での撮影も可能だが、通常は9つの画素をひとつに合成し、ピクセルサイズを大きくすることで画質の向上を図っている。

ピクセルサイズを大きくすることで受光面積を増やせるため、より受光感度が高くなり、暗い撮影場所でも、明暗差などをしっかりと捉えられるメリットがある。

▲通常モードで撮影

▲約1億800万画素で撮影(等倍表示はこちらをクリック)

テレマクロ用のカメラを搭載している点もおもしろい。マクロ撮影ではAFの有効が3〜7cmとなっており、被写体にグッと寄った撮影が期待できる。料理などを撮影するケースが多いユーザーにはうれしいポイントだ。

▲カメラアプリのメニューにスーパーマクロが用意されている

▲スーパーマクロで撮影

スマートフォンのカメラ機能としては定番となっている、ナイトモードやポートレートといった撮影モードも当然搭載している。さらに長時間露光やフォトクローンといった機能も搭載しており、こだわりの写真に仕上げられる。

▲ナイトモードでの撮影。通常の撮影モードよりも階調の幅が広く、暗部もツブれずに再現されている

▲ポートレートモードには「映画」「フィルム」「旅行」など様々なフィルターが用意されている

▲最大4つまで同じ被写体を同じフレーム内で撮影できる「フォトクローン」。まるで双子のようだが同一人物だ

▲長時間露光に「移動する群衆」や「ネオントレイル」といった設定が用意されている

▲長時間露光の「移動する群衆」で撮影

▲長時間露光の「ネオントレイル」で撮影

映画のようなワンシーンが撮れる動画性能

「Xiaomi 11T Pro」のカメラは写真だけでなく、動画撮影にもこだわっている。

スーパー手ぶれ補正やHDRといった基本機能はもちろん、解像度も4Kを超えて8Kでのビデオ撮影にも対応。また被写体の音声にフォーカスして聞き取りやすくする「オーディオズーム」や、スーパーマクロでの動画撮影も可能だ。

さらに写真撮影でも紹介したフォトクローンを動画でも撮影可能。加えて「ムービー効果」には、「マジックズーム」や「タイムスリープ」など、プロが動画編集ソフトを駆使して仕上げる映画の特殊効果のような撮影にも対応している。

さらに価格を抑えたXiaomi 11Tも狙い目

今回紹介した「Xiaomi 11T Pro」には兄弟モデルとして「Xiaomi 11T」もラインナップされている。こちらはプロセッサーにMediaTek製のDimensity 1200-Ultraを採用。それ以外のスペックやカメラ性能などもほぼXiaomi 11T Proと同等で、カラーバリエーションも同じだ。

▲Dimensity 1200-Ultraを搭載した兄弟モデル「Xiaomi 11T」

相違点としては、カメラ機能では8Kでの動画撮影に非対応なほか、FeliCaが非搭載。また充電も最大67Wの急速充電となっている。価格は5万4800円なので、「Xiaomi 11T Pro」より1万5000円ほど低コストで導入できる。

「Xiaomi 11T」に搭載されるDimensity 1200-Ultraもパワフルさでは定評のあるプロセッサーだ。8Kの動画は、そのクオリティーを100%体験するためには再生環境が必要だし、FeliCaや120Wの急速充電はそこまで必要ないというユーザーなら、「Xiaomi 11T Pro」ではなく「Xiaomi 11T」を選ぶというのもアリだ。

▲Xiaomi 11T Pro(下)とXiaomi 11T(上)どちらを買うか悩ましいが、必要な機能で選ぼう

スペックに妥協せず、高品質なディスプレや高性能なカメラを体験したい。しかも導入コストは抑えたいというユーザーにとって、「Xiaomi 11T Pro」と「Xiaomi 11T」はベストチョイスといえるスマートフォンだ