韓国政府、アップルとGoogleのアプリ内購入を調査。30%手数料が高すぎるとの苦情から

訴えではGoogleの圧力が強調されています

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年08月27日, 午後 04:30 in Apple
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Engadget Japan

人気ゲーム「Fortnite」がApp Storeから削除されたことをきっかけに、アプリ内購入と手数料を巡る対立が米国の法廷で繰り広げられています。そんななか、韓国の規制当局がGoogleとアップルがアプリ内購入で「過剰な手数料」を請求しているとの申し立てを受けて、調査を開始すると発表しました。

韓国メディアKorean Herald報道によると、今月の初め、韓国のアプリ開発者や企業は米ハイテク2社のアプリ内購入仕様につき、ユーザーのサービス選択を妨害することを禁じる国内法に違反していないかを確認するよう政府に求めたとのこと。それを受けて、韓国のMSIT(科学技術情報通信部)が調査開始をアナウンスした格好です。

地元の開発者らは、両社が市場での影響力を利用して、高額な手数料を請求していると主張。今回のMSITによる調査では、プラットフォーム料金や支払いシステムなども対象になると伝えられています。2019年時点でのアップルとGoogleの韓国アプリ市場でのシェアは87.8%にも達しており、この措置は事実上、独占禁止法違反の調査とも言えそうです。

アプリ開発者いわく、アップルは2011年以来、彼らに特定のアプリ内購入システムを強制しており、30%の手数料を取っているとのこと。かたやGoogleは韓国のゲームアプリに(他のアプリにはない)独自のアプリ内購入モジュールを導入させ、30%の手数料を徴収。その制約をWebマンガや音楽ストリーミング、電子書籍などにも拡大して同様の手数料を取ろうとしていると主張されています。

MSITは今後、プラットフォーム手数料が開発者や事業者を不当に妨げ、ひいては消費者価格を引き上げているかを確認するため、地元のアプリ開発者や小規模事業者から意見を集めていくとの計画を打ち出しています。

さらにプラットフォーム事業者(アップルとGoogle)の影響力が増大することに対処できる政策を慎重に検討し、準備していくとの声明を発表。またユーザーの権利を確保するために、開発者とプラットフォーム事業者の間で仲介を行うとも述べています。

今回の発表で興味深いのは、「Googleの高い手数料が地元の事業者に不当に重くのしかかり」としてGoogleの圧力が強調されている点でしょう。Epicのフォートナイト訴訟ではアップルのガイドラインが反競争的かどうかに焦点が当てられていますが、こちらではGoogleの慣行が念入りに調べられることになりそうです。

Source:The Korean Herald(1),(2)

Via:MacRumors

 
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