日本では今年7月に発売された「レゴ スーパーマリオ」のレゴマリオは、各種センサーやBluetoothが搭載され、現実のブロックやクリボーを認識してゲームを成立させる一種のコントローラーとなっています。
その仕組みを利用し、「レゴマリオでスーパーマリオを操作してプレイする」改造マニアが登場しました。
これは「ハードウェアハッカー」を名乗るTwitterユーザー@r1ckp氏がやったこと。「スーパーマリオブラザーズ」のエミュレータ(Mac上のLinux仮想マシン上)を使い、レゴマリオを物理コントローラーとして画面内のマリオを操作するのに成功しています。
Wrote some code to use the #legosupermario to play #SuperMario pic.twitter.com/LOuECESPgT
— Rick (@r1ckp) September 2, 2020
公開された動画内では、レゴマリオを前後に傾けて移動し、持ち上げてジャンプ。少しラグはあるものの、ブロックを叩いたりクリボーを難なく踏んづけています。火の玉を撃ったり土管に入る場合は画面外のブロックを踏みつけたり、土管ブロック上に置く手間がかかりますが、それもまたゲーム画面の内と外がシンクロする趣があります。
Some people asked for it, so here's how shooting and pipes work pic.twitter.com/OACZYurh5u
— Rick (@r1ckp) September 3, 2020
その実現方法は、単にレゴマリオがBluetooth経由で送信している信号を傍受し、エミュレータ側に渡しているだけとのこと。作業には約4時間かかり、最も難しかったのはBluetoothのプロトコルを考えることだったと述べています。またコードがクリーンナップできれば、他の人にも公開するつもりだと示唆しています。
エミュレータを使うことは決して推奨できませんが、「レゴマリオのBluetooth信号を受信してPCゲームのコントローラにする」アイディアは他のゲームにも応用できるはず。「ギターヒーロー」のコントローラで「ダークソウル3」を完全クリアした猛者もいるため、レゴマリオからも面白い遊び方が生まれそうです。
Source:The Verge