スマホ時代の新しい遊び方を模索するレゴが、ユニバーサル・ミュージックとコラボした新製品『VIDIYO』を発表しました。
VIDOYOはレゴブロックと専用のスマホアプリを組み合わせて、音楽ビデオの出演・監督・編集体験ができる「ミュージックビデオメーカー」製品。
アプリで有名アーティスト提供を含む楽曲を選んだら、音楽やミュージシャンをテーマにしたカラフルなブロックでステージと自分のバンドを作り、カメラで撮影・編集して音楽ビデオを作成します。
レゴの人形(ミニフィグ)はアプリ内のカメラで撮れば大きなARとして登場するため、一緒に出演してダンスや歌を撮影することも可能です。
ブロックには「BeatBits」と呼ばれる特別なタイルが含まれており、これをアプリで撮影することで、花吹雪やスモークといった演出や、映像・音声エフェクトを追加するスイッチがアプリの撮影画面に現れます。
アプリで曲選び・ブロックを組んでステージや出演キャラクター作成・演出プラン決定(BeatBits選び)が終わったら、アプリのカメラでARキャラクターと出演者を撮影するのが本番。撮りながら画面上のBeatBitsボタンをタップすることで、ミニフィグのダンスや映像・音の演出をリアルタイムで追加できる仕組みです。
子供向けのクリエーター体験セットらしく撮影は1分。そこから5 / 10 / 15/ 20秒のクリップを切り出して、アプリを通じて共有できます。
クリップはレゴ側でプライバシーや内容を確認したもののみが共有可能。顔が映った動画自体はスマホにローカル保存されるため、一緒に見て楽しむことはできます。
さらに音楽クリエイター・プロデューサー体験として、自分のレゴバンドに名前を付けたり、メンバーをカスタマイズしたり、アルバムやカバーアートを設定することも。
LEGO VIDIYO の最初の製品は、レゴが流通する多くの国で3月1日に発売予定。
レゴはブロックと他のテクノロジーを組み合わせた製品を古くから販売しており、近年では「レゴ スーパーマリオ」など、スマホやアプリを使った新しい遊びにも積極的に取り組んでいます。
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ミュージシャンや好きなものになりきるごっこ遊びも、それを動画で撮影するのも子供にとってはそれだけで楽しいものですが、VIDIYOはARを使うことでスケールの差を超え、レゴの想像の遊びと子どもたち自身の共演を撮影できること、動画を飾ったり編集して作品にする体験、共有する楽しさを、対象年齢7歳から10歳という子供向けパッケージとして提供する点が出色です。