レゴ スーパーマリオ発売。センサとアプリ連携で遊ぶ『物理マリオメーカー』(レビュー)

喋るマリオで遊ぶハイテクレゴ

Ittousai
Ittousai , @Ittousai_ej
2020年07月10日, 午前 11:07 in Nintendo
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LEGO Super Mario
Nick Summers

7月10日に日本で先行販売が始まったレゴの新作『レゴ スーパーマリオ』のレビューをお伝えします。

レゴ スーパーマリオは、LEGO社が任天堂の協力を得て開発した新しいシリーズ。マリオを始めとするキャラクターやブロック、ステージの仕掛けなどゲームのマリオ世界がまるごとレゴになり、自由に自分だけのコースを作って遊べます。

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最大の特徴は、レゴマリオが各種センサとディスプレイ、スピーカーを備えたデジタルトイになっていて、実際にコース内のブロックに反応すること。アプリと連携してインタラクティブなゲームもできること。

たとえば手に持ってジャンプさせれば、加速度センサで動きを認識して、あのプーンという効果音やヤッ!ハッ!というマリオの掛け声が手の中から聞こえます。目と口の液晶で表現されるマリオの表情も豊かで、「マリオのレゴ?これまでなかったんだ」程度の大人も、手にして動かしただけで途端に笑顔になる威力です。

想像力のレゴ遊びとインタラクティブなゲームをつなぐ仕掛けは、マリオの足裏部分にカラーセンサ(カメラ)があり、何を踏んだか、どこに居るかを認識できること。

クリボーやクッパといったキャラクター、ハテナブロックやステージの仕掛けにはそれぞれのカラーコードがあり、踏みつけてコインを得たりパワーアップしたり、赤いブロックなら火がついて泣き出したり、仕掛けにそった演出と効果があります。

純粋にレゴとしてスーパーマリオの世界を組んで飾って楽しく、通常のレゴとして手にとって想像だけで遊べる一方、このセンサとカラーコードを使った仕掛けでステージ開始と終了があるゲームにもなり、ゲーム『スーパーマリオメーカー』の物理版のようにチャレンジを楽しむ遊び方もできるのが最大の魅力です。

センサ満載、反応が楽しいマリオ

スターターセットに含まれる「レゴマリオ」は目と口の液晶ディスプレイで表情が変わり、内蔵のスピーカーで喋り効果音を鳴らし、Bluetoothでスマホと連携、加速度センサで動きと姿勢を、足裏のカラーセンサで踏んだブロックや地形を認識できるハイテクトイ。

マリオの胸部分もディスプレイになっており(というより、一枚のディスプレイの開口部が目と口とお腹にあり)、集めたコインの数や立っているブロックの種類といったゲーム状況を表示します。

加速度センサでは動きと姿勢を認識して、ジャンプに効果音をあわせたり、落下転倒の検出も可能。後述の「ネコマリオ」パワーアップ時には、このセンサで垂直の壁を登っていることを認識します。

LEGO Super Mario
Nick Summers

マリオとステージの相互作用を実現しゲームを可能にするのは、足裏部分に組み込まれたカラーセンサ(カメラ)。一部のキャラクターやブロックにはカラフルなバーコードのブロックが使われており、この上にレゴマリオを載せることで、クリボーを踏んでコインを得る、ステージの仕掛けを起動するなどのトリガーになる仕組みです。

LEGO Super Mario
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面白いのは特定のカラーコードだけでなく、ブロックの色自体も認識すること。緑色なら通常ステージの草地、赤なら火や溶岩、青なら水というように、特定の色に反応します。

たとえば赤いブロックのうえに立たせるとマリオは困った表情で熱がり、しばらく経つと火がついて例の泣き声を上げますが、すかさず青色ブロックに移動させればジューッと消火した効果音とともにコインが手に入るなど。(このため、ハテナブロックは下から突き上げるのではなく踏むようになっています。)

特定のキャラクターやレゴスーパーマリオ特有の仕掛けは固有のカラーバーコードと対応していますが、色と地形の対応は純粋にブロックの色だけなので、既存のレゴセットで持っているブロックも、レゴスーパーマリオと組み合わせ使えることになります。

(逆にいえば、赤いブロックでできた乗り物に乗せるとお尻に火がついて泣き出します)

スマホアプリとも連携

LEGO Super Mario
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もうひとつの特徴は、スマートフォンアプリとBluetoothで接続・連携できること。アプリは組み立てガイドにもなっており、ステップバイステップで、スワイプで回転させたり透視して組み上げられます

マリオの足のセンサで特定ブロックのカラーコードを認識する仕組みと、このBluetooth連携を使うことで、新しい拡張セットやキャラクターパックを持っているかもアプリ側に反映できる仕組みです。

レゴスーパーマリオの新しいセットを買うたびにレゴマリオの足でスキャンすると、アプリ上のスーパーマリオワールドが拡張してゆく演出も。コレクションが楽しみになります。

このほかアプリ連携では、後述のゲームで集めたコインを蓄積したり、自分で組んだコースを写真とともに保存してアルバムにしたり、「お題」として配信されるチャレンジを達成するといった使い方もでき、遊び方が大きく広がります

LEGO Super Mario
Nick Summers

チャレンジのあるゲームにも

LEGO Super Mario
Nick Summers

ゲームのスーパーマリオやマリオシリーズは、足場から足場を飛び移ることから「プラットフォーマー」、ジャンプアクションなどと呼ばれるジャンルです。マリオを操作して、限られたジャンプ力でいかにタイミングよく飛ぶか、踏み切るかがゲームの眼目といえます。

一方レゴマリオは、基本的には人形遊びのようにマリオを手に持って動かします。つまりジャンプの飛距離も滞空時間も無限、手で置いた場所に着地するので正確な空中制動も不要です。

ゲームのマリオで典型的な難コースは、落ちるとミスになる溶岩や水といった地形のうえに、小さく不安定な足場が並ぶような構成ですが、レゴマリオでは手元が狂わないかぎり落ちる心配なく渡ることができ、そもそも足場に降りる必要さえありません。複雑に入り組んだ長い長いコースも、スタート地点からレゴマリオを持ち上げ、ゴールに置けば踏破できたことになります。同様に、敵はレゴブロックなので動かず、誤って触れてミスにもなりません。

これで一体どのように「ゲーム」やチャレンジの要素を持たせるのか?と不思議でしたが、レゴのデザイナーと任天堂が選んだのは「時間制限内にコインを集めた数を競う」デザインでした。

スタート(のブロックを踏む)と同時にカウントダウンが始まり、制限時間内にゴールしなければならないのはビデオゲームのマリオと同じ。レゴマリオではスタートからゴールに直接置いて終わらせることもできますが、それではコインは稼げません。レゴマリオでコースに挑戦するには、配置されたキャラクターや仕掛けを読み取り、いかに効率よく踏んだり仕掛けを踏破したり、パワーアップをうまく使うかが重要になります。

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レゴ スーパーマリオのステージギミックの中心となるのは、レゴマリオを手に持って自由に動かせる有利を一時的に放棄させるかわりに、コインを稼ぐチャンスを得るような仕掛け。

デザイナーのジョナサン・ベニンク氏によれば、デザインで悩んでいた際に、一気に道が開けた手応えがあったのはスライダーのギミック。マリオを手から離してカートに置き、スライダーを傾けることで左右に行ったり来たりさせてコインを稼ぎます。

スライダーにはカートが通過するたびにコインを稼げるブロックがあり、素早く傾けて往復させれば多くのコインを獲得できる一方、倒しすぎて端まで滑ってしまえば左右のパックンフラワーにぶつかり、一時的にコインがとれなくなります。

拡張セットごとにこういったギミックがあり、うまく動かせばコインを短時間に多く獲得できることで、リスクをとって制限時間内に挑戦する意味を作っています。たとえ主人公キャラクターが無敵で瞬間移動できても、制限時間内のスコアアタックならば挑戦しがいが生まれるのと同じ理屈です。

一方、対象年齢6歳以上であることからも分かるように、ゲームとしてのチャレンジの要素はそこまでシビアではありません。上記のようなコイン集めゲームもあくまで遊び方のひとつとして用意されているのみで、従来のレゴのように時間制限無しで、想像力だけで遊ぶことももちろんできます。

マリオの声や効果音、パワーアップはコイン集めゲームと無関係にいつでも有効なので、想像力を助けて刺激してくれる意味では従来のレゴの遊び方をそのまま高めたものともいえます。

コイン集めゲームのための難コースを作ってお互いに出題する遊びも可能ではありますが、たとえばゴールのブロックをブロックで埋めて見つからないようにするなど、ルールを破壊することも自由。厳密に対戦型ゲームというよりも、ルールや遊び方も含めて自分たちで選んで楽しむためのサポート要素という印象です。

集める楽しさ

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レゴ スーパーマリオを体験して楽しかったのは、拡張セットや追加パック、マリオのパワーアップを組み合わせて、レゴマリオの世界を拡張できること。

セットを購入してレゴマリオでスキャンすると、アプリ内でマリオワールドが拡大してゆく楽しみもあります。大型の拡張セットには複数のキャラクターや新しい遊び方のギミックがある一方、小さなパックでもおなじみのキャラクターが「こう来たか!」と思わされるレゴ化解釈でブロックになっており、組み合わせて飾るだけでも無限に時間が経過します。

ネコマリオやファイヤーマリオといったパワーアップパックは、マリオが身につける帽子と服(下半身)のセット。着替えたことをレゴマリオのプロセッサが認識して、マリオの能力が変わります。

パワーアップは違った演出を楽しめるだけでなく、チャレンジやギミックの攻略も、コインの効率の良い稼ぎ方も変わり、すでに集めたセットや組んだコースに掛け算で遊び方が増えるのも楽しいアイデアです。

(パワーアップの認識はレゴらしく非常にシンプルでロバストな仕組みが使われており、ハッカー気質のお子様ならば、いつの間にかまだ購入していないパワーアップを発動させているかもしれません)

総評

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レゴ伝統の組む楽しさ、組み合わせる楽しさに加えて、効果音や動き認識、ブロック認識のギミックは想像の遊びをさらに引き立ててくれます。

時間制限ありのコイン集めゲームは、マリオを手に持って自在に動かせる性質あるいは制約のなかで、組んだコースを実際にチャレンジとして遊べるゲーム化のアイデアとして秀逸。

誤って落下させてもやり直しやゲームオーバーにはならず、短時間のタイムロスがあるだけなので、コイン稼ぎの効率からはペナルティになりつつ、カジュアルに遊びたい小さな子どもにとって難しすぎたり、遊べず悲しい思いをすることもありません。

一方で、コイン集めゲームで真面目に競ったり、マリオメーカー的に難コースを作ろうとすると、マリオを手に持って自由に動かせることから、ステージの設計は従来のマリオゲームとは似ても似つかないものになります。美しいコースやカジュアルにマリオごっこ遊びして楽しいコースと、時間制限ありのコイン集めゲームに向いたコースは同じではありません。

フィジカルなマリオメーカーとして厳密にチャレンジ主眼に遊ぶというよりは、自由に想像で遊べるレゴと、ビデオゲームの挑戦のあいだで自由に遊び方を設定できるコンセプトと解釈すれば、その点では成功といってよいバランスです。

なにより、単にマリオテーマのブロックとして見た場合、レゴ化の見立てが新鮮で楽しく、拡張キットをくみあわせて広大なコースを広げるのも、小さな情景を組んでデスクトップに並べるのも時間を忘れる楽しみです。

 
 

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