lenovo IdeaPad Duet 560

レノボ・ジャパンがChrome OSを搭載したキーボードが分離する、いわゆるSurfaceタイプの2-in-1端末「IdeaPad Duet 560 Chromebook」を11月26日に発売します。価格は7万5900円から。

Chromebook(Amazon)

2020年に発売したIdeaPad Duetの上位モデルで、ディスプレイにはChromebookでは珍しい13.3型の有機ELを採用しています。解像度は1920 x 1080で、アスペクト比が16:9なのもタブレットスタイルのChromebookでは珍しい気がします。

そんなIdeaPad Duet 560 Chromebookを短い時間ですがお借りできたので、簡単なインプレッションをお届けします。

13.3型OLEDを搭載

まず目を引くのは、先にも挙げた横長スタイルのOLEDディスプレイ。DCI-P3 100%をカバーするとのことで、発色はとてもきれいです。ベゼルは左右がやや細め、上下はそれよも若干太くなっています。

lenovo IdeaPad Duet 560

タブレットスタイルで縦に持つ際には、この太めのベゼルがちょうど持ちやすいです。とはいえ、13.3型、かつ本体が約700gということもあり、タブレットとして使うには少々大きく重いです。

lenovo IdeaPad Duet 560
▲タブレットとして使うには大きく重い印象

インターフェースは、左右下部にUSB Type-C(3.0)が1つずつ(計2ポート)。電源は横向き時の左側上部、ボリュームは上辺左側に配置されています。

lenovo IdeaPad Duet 560

スピーカーが左右に2つずつ計4つ搭載。マイクも2つ搭載されています。ただ、反面、イヤホンジャックは非搭載。代わりにUSB-C 3.5mm変換アダプタが付属しています。

ちなみに肝心の音質ですが、低音がスカスカ。解像感はそれなりにあり、音が悪いというわけではないのですが、迫力はまったく感じません。テレビ会議、あるいはYouTubeなどを気軽に楽しみ分には問題なさそうですが、映画やゲームでは物足りません。

キックスタンドは背面カバーに搭載

前モデルのIdeaPad Duetと同様、キックスタンド付きの背面カバーと専用キーボードは分離可能。その背面カバーには専用スタイラスを収納できます。

本体に内蔵するのがスマートそうではありますが、そうするとどうしてもスタイラスが小さく細くなってしまいがち。それを解決しつつスタイラスも気軽に持ち運ぶ方法としては悪くないと思います。とはいえ、普通に側面にペンホルダーを付けるだけでも良かった気はしますが。

lenovo IdeaPad Duet 560

キックスタンドはフリーストップで角度は自由。タブレットとして利用する場合には背面カバーごと取り外せるので、その分本体を軽くできるもメリットです。

ただ、サイズ的にもタブレットして手に持って使うのはしんどいので、わざわざ分離型にせず、キックスタンドはSurfaceのように内蔵してしまっても良かったのではないかと思います。

本体の保護を兼ねており、カバーが壊れたら(キックスタンドが壊れたら)、それだけ買い直せばいいというメンテナンス性を考慮しているのかもしれません。

lenovo IdeaPad Duet 560

専用キーボードは、JIS配列。13.3型と大型なこともあり、Enter周りにやや窮屈感はありますが、キーピッチは実測で18mm確保されており、打ち心地も悪くありません。

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Surfaceのタイプカバーのようにしなることもなく、しっかりとした剛性があります。ただ、キーボード自体に角度を付けられないのは少し残念。せっかく打ちやすいキーボードなので、ここはもう一工夫欲しかったところです。

メイン機としても使えそうな性能

IdeaPad Duet 560 Chromebookは、SoCにSnapdragon 7c Gen2を搭載しています。といって、その性能をすぐに思い浮かべられる人はそう多くないのではと思いますが、8コア8スレッド、動作周波数2.55GHzというSoCです。RAMは8GB/4GB、ストレージ64GB/128GB。今回試用しているのは8GB/256GBモデルです。

その動作は、Chromebookとは思えないほどサクサクと動作します。メインの用途であるウェブや動画視聴、オフィス文章作成なら、ストレスを感じることはないでしょう。Lightroomも、書き出しにワンテンポ遅れる印象はありますが、操作自体はもたつくことなくできました。

IdeaPad Duet 560

Android向けのアプリではありますが、一応ベンチマークもとってみました。Geekbench 5の結果は、シングル625、マルチ1714。3DMark(Sling Shot)は3061でした。

lenovo IdeaPad Duet 560
▲Geekbenchの結果はシングルコア625、マルチコア1714

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▲3DMark(Sling Shot)の結果は3061

なお、Chromebookとしては平均的な性能を持つASUSのChromebook Detachable CM3(MediaTek Kompanio 500)はGeekbench 5がシングル285、マルチ1281。3DMark(Sling Shot)は1756だったので、IdeaPad Duet 560 Chromebookの性能の高さがわかると思います。その分、価格が倍近いのですが。

これをサブ機として購入できる人には、間違いなくお勧めのChromebookと言えますが、価格的にはちょっとしたWindows PCにも手が届くので、メイン機としての利用を想定する人も多くなるはず。

そうした人についても、Windowsでしか使えないアプリが必須というわけではなく、ウェブ閲覧や動画視聴、ビデオ会議に文書作成といった作業が主であるなら、十分にメイン端末として利用できると感じます。

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