AirPower
AFP Contributor via Getty Images

アップル純正のワイヤレス充電マットAirPowerは、iPhoneとAirPods用充電ケース、Apple Watchを同時に充電するという野心的な目標を掲げながらも、志半ばにして発売中止となりました。その反省を踏まえてか、同社が「あまり野心的でない」ワイヤレス充電器に取り組んでいるとの噂が報じられています。

アップルのインサイダー情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、「AirPowerの消滅から1年以上が経ち」と前置きし、この噂を伝えています。それ以上の詳細は明らかにされていませんが、オリジナルのAirPowerがめざした「野心」とは、上記のように3つのアップル製品をマットの上のどこに置いても同時充電できること。そのため「あまり野心的でない」とは、同時充電可能なデバイス数が絞られる可能性が高そうです。

元々のAirPowerが突き当たった技術的な困難とは、おそらく過熱しやすいということ。具体的にはApple Watchが独自の充電方法を採用しているため余分な電力が必要となり、発火する事態がよくあったという内部事情も伝えられていました

これまでの経緯を振り返ると、AirPower終了のお知らせの後、アップル社内で開発プロジェクトが復活したとの噂が相次いでいます。

まず有名アナリストMing−Chi Kuo氏が「小型のワイヤレス充電マット」を予測した後、有名リーカー(未発表製品の有力情報を発信する人)Jon Prosser氏が在宅勤務しているエンジニアの手元にあるとしてプロトタイプ画像を公開。また別方面からも、大小2バージョンがテスト中といううわさ話もありました

そのかたわら、BloombergはスタートアップAiraのFreePower技術(マットのどこに置いても充電できる)を搭載したワイヤレス充電器Base Station Proを紹介しています。こちらは最大3台のスマートフォンやアクセサリーが同時充電できるものの、やはり独自方式のApple Watchには対応せず、iPhoneの画面でAirPodsケースなど他の機器の充電状態が確認できない(この機能もAirPowerの特徴でした)と指摘されています。

たとえ3台同時充電やApple Watch非対応であっても、アップル純正デザインには価値を感じる人も多いはず。将来のiPhoneは充電用の外部端子がないポートレスになるとの予測もありますが、本体とセットで購入しやすい価格設定を望みたいところです。

Source:Bloomberg

Via:9to5Mac