LG Display reveals that 42-inch OLED TVs are coming soon
LG Display

家電見本市CES 2021にあわせて、LG Displayがテレビ向け有機EL (OLED)パネルの新ラインナップを発表しました。

従来のLG Display製TV用OLEDパネルは88インチから48インチまででしたが、今年からはさらに小さな42インチが加わります。

テレビ用のOLEDパネルは日本を含め大半のメーカーがLG Displayから供給を受けているため、ラインナップに42インチが加われば、今年はゲーミングなどパーソナル用途に向いたサイズでフルスペックの有機ELテレビがLG(エレクトロニクス)を含め各社から登場することが期待できます。

(動画は LG Electronics のゲーマー向け CES 2021発表)

パネル自体の性能とはまた別の話になりますが、ひとくちにゲーミング向けディスプレイといっても、たとえば高性能なゲーミングPCと接続して競技性の高いアクションゲームをプレイするゲーマーならば、色再現性やコントラスト比よりも応答速度を重視した高リフレッシュレートのゲーミング液晶モニタにDisplayPortで接続するなど、使うデバイスや接続規格、プレーヤーのスタイルや遊ぶコンテンツ、重視する性能によって多くの選択肢があります。

昨年末に発売された最新世代ゲーム機のPS5やXbox Series Xは、一部のタイトルでHDMI 2.1接続・4K解像度・120Hz リフレッシュレートに対応します。

規格上は8K出力にも対応するものの、対応コンテンツもなくこの世代の処理能力的にもあまり現実味がない一方、4K 120Hz はすでに多くのタイトルが対応しており、ディスプレイ側でここが扱えるか否か、HDMI 2.1接続に対応するかで、PS5 や Xbox Series X の能力をフルに活かせるかどうかが変わってきます。

加えて、Xbox Series Xが対応済み・PS5が今後のシステムソフトウェアアップデートで対応するVRR (Variable Refresh Rate、可変リフレッシュレート) や、HDRをフルに活かす高コントラストや色再現性といった特性から考えると、2020年末のPS5 / Xbox Series X発売時点ではLGの一部製品しかフルに満たす製品がなく、サイズは最小でも LG CX 48インチまででした。

上に述べたようなテレビとしての最新規格対応と有機ELパネルの大きさには直接の関係はありませんが、新規格に対応したハイエンドのテレビは必然的にどの会社でも有機ELパネルになり、現時点でほぼLG Displayからの供給に頼っていることから、要するにLG Display が用意するサイズが、各社から買える高性能テレビのサイズを決定することになります。

リビングにどーんと鎮座させて映画や映像コンテンツを見るためのテレビならば55インチでも65インチでも良いとして、ゲーミング用ディスプレイはパーソナルな場所やデスクに置きたい場合も多く、また視線移動の面からも、大きければ大きいほうが良いわけではありません。

LG Display の42インチパネルを採用したハイエンドOLEDテレビが各社から発売されるようになれば、現状の48インチよりももっと手軽に設置でき、PS5 や Xbox Series Xのフルスペックに対応したゲーミングテレビが選べるようになります。

LG Display の既存 OLED TVパネルは88, 77, 65, 55, 48インチ。今回のCES 2021発表で加わったのは、従来の最大より少し下を刻む83インチと、最小を更新する42インチ。

このほかLG Display は、テレビ以外の各種用途も含めた20インチ~30インチ台のラインナップも大幅拡充する計画です。

LG UltraFine OLED Pro 32EP950発表、LG初の有機EL採用4K PCディスプレイ

なおCESではLGエレクトロニクスも新型テレビラインナップを発表していますが、Google Stadiaにネイティブ対応したり、LG Display が新たに発表した83インチパネル採用などのトピックがある一方、まだ42インチ製品は含まれていません。LGからも含め、42インチで最新世代ゲーム機にフル対応するOLEDテレビがラインナップに加わるのは今年の半ば以降を待たねばならないようです。

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