LG VELVET

NTTドコモから、専用ケースに装着すること2画面化できるスマートフォン「LG VELVET L52A」が12月18日に発売されます。ドコモオンラインショップにおける販売価格は専用ケースが付属するモデルが8万8704円(税込み、以下同)、専用ケースが付属しないモデルが7万488円です。

国内で販売されるLGの2画面対応スマートフォンとしては、LG G8X ThinQ、LG V60 ThinQに続く製品です。海外ではLG G8X ThinkQの前にLG V50 ThinkQが発売されており、LG VELVETは第4世代に相当する製品です。

ミドルクラスになったLG VELVET

2画面スマートフォンといっても、本体は1画面。専用の2画面ケース「LG デュアルスクリーン」を装着することで2画面化します。本体のディスプレイは6.8インチの有機ELで解像度は2460x1080。アスペクト比は20.5:9。この仕様は前モデルのV60 ThinQと同様です。

そのディスプレイは、左右が湾曲した3Dアークデザインとなっており、本体サイズはV60 ThinQの約170 x 78 x 9.2mmに対して、約167 x 74 x 7.9mmと一回り小さくなっています。

なお、V60 ThinQがSnapdragon 865を搭載するハイエンドモデルだったのに対し、LG VELVETはSnapdragon 765G、RAM 6GBのミドルクラス端末です。バッテリー容量も5000mAhから4300mAhと少なくなっていますが、代わりに本体重量は180gとV60 ThinQよりも38g軽くなっています。

LG VELVET
▲両側面は緩やかにカーブ。上下のベゼルも狭くなっており、画面占有率も高めです

背面はカメラは4800万画素のメインカメラと800万画素の超広角、500万画素の深度測位カメラの3眼構成。カメラ部の出っ張りもほとんどなく、すっきりした印象です。

LG VELVET

向かって右側面に電源ボタン、左側面にボリュームボタン。ボリュームボタンの下にはGoogleアシスタント用の専用ボタンが用意されています。

LG VELVET

底部にはUSB Type-Cと3.5mmジャックがあります。

LG VELVET

SIMスロットは上面に配置。シングルSIMでmicroSDXC(最大1TB)も利用できます。

LG VELVET

マルチタスクが捗る2画面ケース

ここまでLG VELVETの外観を中心に確認してきましたが、やはり気になるのは2画面での利用でしょう。ディスプレイが備わる専用ケース「LGデュアルスクリーン」を装着すると、2画面スマートフォンとして利用できます。

LG VELVET
▲2画面ケース側のディスプレイも本体と同じ6.8インチ

接続はUSB Type-Cですが、単に小さなモバイルディスプレイというわけではない様子。試しに外部出力に対応した「Galaxy Z Fold2」を接続してみましたが、とくに反応はありませんでした。やはり、LG VELVET専用となっているようです。

LG VELVET
▲他のデバイスでは 認識しませんでした

なお、ケース装着時にはUSB Type-Cがふさがってしまいますが、ケース側に専用の接続端子が設けられています。付属のUSB Type-Cアダプタを利用すれば、ケースを装着したままでも充電できるのはこれまで通り。もちろん、ワイヤレス充電にも対応しています。

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ケースの表側には、閉じた状態でも確認できるサブディスプレイを搭載し、時計やメールの着信などを知らせるアイコンが表示されます。

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肝心の2画面表示ですが、本体を専用ケースに装着すると、専用ケース側のディスプレイには独立したホーム画面が表示されます。

LG VELVET

スワイプで表示するディスプレイを切替えることはできません。表示するウィンドウを切替えるには、ディスプレイ横に表示されるフローティングメニューから操作します。

LG VELVET

アプリによっては、設定メニューからワイドモードを有効にすることで、2画面をまたがり、1つの大画面として表示できます。

LG VELVET
▲2画面にまたがっての表示も可能。ただし、見やすいとは言えません

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▲ワイドモードはすべてのアプリが利用出来るわけではなく、設定から選んでおく必要があります

ちなみに、画面分割も可能ですが、これはメイン画面でのみ利用できます。ケース側のディスプレイでは利用できず、画面分割利用時には表示の入れ替えもできません。

LG VELVET
▲画面分割を併用すれば、最大3つのアプリを表示可能

2画面を利用することで、動画を見ながらSNS、ウェブサイトを表示しながらメモ書きなど、マルチタスクが捗りそうです。

2画面を上手く活用できるアプリも

基本的に2画面バラバラに動作するLG VELVETですが、標準のカメラアプリは2画面を利用し、片側に撮影した写真を表示することが可能。撮影した写真と見比べつつ、構図の調整などを行えます。

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このほか、プリインストールされているWhaleブラウザでは、片方でタップしたリンクをもう片方の画面で開けます。ニュースサイトなどをみる度、トップページに戻らずに済むのが快適です。

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▲右のトップページでタップしたリンクを左画面で開けます。もちろん、左右の入れ替えも可能

また、片方の画面にゲームパッドを表示してゲームをプレイできますが、対応するのはBluetoothコントロラーに対応したゲームのみです。

LG VELVET
▲Bluetoothコントローラーをエミュレートするゲームパッド。使いやすいのですが、ショルダーボタンも親指操作になるため、ゲームによっては厳しいかも……

まだ2画面をフルに活用できるアプリは少なく、あくまでも2つの画面で別々のアプリを動かすことがメインの使い方といえるでしょう。ただ、それで困らない、どうせ分割して使うので大画面は不要という人ならば、折りたたみ端末よりも使い勝手はいいかもしれません。

折りたたみにまつわるゴミの侵入や画面の折れ目などに悩まされることもなく、IP65/68の防水防じん性能もあります(ただし、LGデュアルスクリーンは非対応)。FeliCa搭載でおサイフケータイにも対応。メイン端末としても十分に利用できそうです。

LG Velvet
▲折りたたみ端末とは、違った魅力のある2画面スマートフォン

なお、グローバル版のLG VELVETは、Wacom AES 2.0に対応した4096階調のスタイラスペン「LG Stylus Pen」に対応していますが、ドコモ版ではスタイラスについては触れられていません。ただ、メニューには項目があるので、サポートはしているはず。

LG VELVET
▲設定メニューにはペンの項目があります

2画面は資料を表示しながらのメモ書きなどにも便利そうなので、ぜひ専用スタイラスも販売してほしいところです。