FujitsuJpFMVのYouTubeチャンネルにて、12月21日に開催された「LIFEBOOK UH Keyboard」クラファン達成記念イベントのアーカイブ動画が公開されました。

2021年5月に富士通パソコンは40周年を迎え、アニバーサリーイヤーの今年をFUJITSU PC 40th Anniversaryの年と位置づけ、様々なアニバーサリー企画を展開しています。その企画第1弾として「究極のモバイルキーボードLIFEBOOK UH Keyboard(UHKB)」のクラウドファンディングを実施しており、18%OFFの18040円で購入可能で、実施期間は2021年の12月24日までとなっています。

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左からPFU山口篤氏、FFCL藤川英之氏、エンガジェット矢崎飛鳥編集長

クラウドファンディングでは目標額の1500%となる7500万円超の支援達成しました。それを記念したイベントで、小誌エンガジェット日本版の矢崎飛鳥編集長が登壇し、「UHKB」の開発者でキーボードマイスターの藤川英之氏、PFUの人気キーボード「Happy Hacking Keyboard (HHKB)」のシニアディレクターである山口篤氏が対談、それぞれが追求するキーボードの姿とその神髄に迫りました。

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UHKBとHHKB

イベントの簡単なハイライトを本記事でもご紹介いたします。

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まずはPFUのシニアディレクターである山口篤氏のパートからご紹介します。「Happy Hacking Keyboard (HHKB)」は東京大学名誉教授和田英一氏のコンセプトを形にした製品で、生涯使えるインターフェースを目標としており2021年12月20日に25周年を迎えました。

「合理的なキー配列」「静電容量無接点方式による極上のキータッチ」「持ち運びもできるコンパクトサイズ」といった特徴の解説と、グッドデザイン賞受賞の裏話、記念モデルのキートップの話などなどを展開されました。

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進行役の矢崎編集長がUHKB開発秘話の前にと、開発のきっかけエピソードを紹介しました。編集長は約93%のPCユーザーはローマ字入力なのにキーボードにかな刻印があるのはおかしいという論を以前から展開しており、それに耳を傾けてくれたFCCLさんがLIFEBOOK UHがかな無しのモデルを展開してくれました。

その後、「世界最軽量ノートPCであるLIFEBOOK UHのキーボードは、軽くて打ちやすいから、キーボードをそのままとって使いたい」などと歓談していたことがきっかけで、諸々あり、開発&クラウドファンディングがスタートしました。

「UHKB」の開発者でキーボードマイスターの藤川英之氏のパートでは、藤川氏はまずキーボードを文房具と定義して、ユーザーごとの好みはあるがキーボードでもっとも重要な機能は「確実に文字を入力できること」としました。

LIFEBOOK UHが軽量でありながらキーボードが「確実に入力できる」ものに仕上げるまでのこだわりが解説されました。通常のメンブレラバードーム構造のキーボードでは技術的な制約から最後まで押し込む必要があり、多くはほぼ底付きで入力することになります。

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そこで技術開発の末に、軽い押下圧でユーザーが「押した」と感じる領域で入力できるように仕上げました。2017年モデルでは「押した」と「入力」が同時になることは実現できたけれども、勢いがついて底の板金まで押してしまうという「底付き感」が多く発生しました。

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会場に設置された肉抜きの歴史

2018年モデルからは「底付き感」を解消すべく、板金部部の肉抜きを実施しました。肉抜きに当たっては、キーひとつひとつを解析して荷重を想定して実施したそうです。その肉抜きの副産物として打鍵音の静音化と軽量化を得ました。

続く改良では、ユーザーが押せていないと分かっているけれども押し切っていないケースなどの知覚とのズレを解消するために、よりクリックを際立たせる調整をほどこしました。と、多くの制約の中より快適で確実な入力を目指してLIFEBOOK UHのキーボードが開発されたわけです。

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UHKBの開発にあたっては、タッチパッドの有無や持ち運び方法を考慮して様々なデザイン案を考えましたが結果的にはUHシリーズからそのまま取り出したようなデザインとなりました。

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UHKBでは様々機器に接続することを想定して、入力モード切切替機能を搭載しています。例えば、Macにつないだ場合は「半角/全角/漢字」のキーが入力切替になるなど、キーに書かれているものと変わらない入力性になり、Windowsのキーボードの使いやすさをMacでも体験できる仕様となっています。イベントではこのほか、配列の展開やHHKBの限定モデルの話題などで盛り上がりました。

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カラーはDark Silver、Garnet Red、Lighr Silverの3色、純正スリーブも用意しています

さいごになりますが、「LIFEBOOK UH Keyboard」(UHKB)はGREEN FUNDINGにてプロジェクトを実施中で、18%OFFの18040円で購入可能で、実施期間は12月24日までとなっています。プロジェクト終了後はこの価格での購入は難しいですし、一般販売の可能性もまだわかりません。気になる方は24日までに支援してみてはいかがでしょうか?

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