LINEは、デジタルトレーディングカードプラットフォーム「VVID」(ビビッド)を今夏より提供します。
「デジタルトレーディングプラットフォーム」は、いわばデジタルコンテンツを中古(といっても劣化しない)で売買できるプラットフォームです。
一般的に、画像などのデジタルデータは簡単に複製できるため所有欲が満たされないほか、電子書籍やゲームのダウンロード版など強力に保護されたコンテンツは中古で販売できず、再販価値を持つパッケージ版に比べて割高な印象が否めませんでした。
同プラットフォームは、そんな課題を解決したもの。写真・音声・映像をカードとしてコレクションし、ファン同士で売買が行えます。また、DRMなどで不正な複製を防止し、スクリーンショットを使った複製でさえも防止します。
すなわち、デジタルデータを複製を困難にしつつ、ユーザー間の二次流通を認めることにより、デジタルデータに「モノ」のようなコレクション性を持たせた仕組みです。
アーティスト・アニメ・映画・乗り物など
「VVID」では、アーティストやアイドル・アニメ等のコンテンツをオンラインで販売予定。単に画像をデジタルカード化するだけでなく、アイドルやアーティストが笑いかけてくるカード、アニメや映画のワンシーンを切り取った動くカード、スマホを指でスワイプすることで隠れていた画像が見えるカードなど、デジタルの特性を活かしたインタラクティブなカードを楽しめるといいます。
「VVID」で展開するカテゴリーは次の通りです。
・アーティスト・アイドル
・タレント、モデル、俳優
・インフルエンサー、クリエイター、コスプレイヤー
・アニメ・キャラクター
・映画・ドラマ
・趣味・乗り物など
なお、同プラットフォームはグローバル展開も予定。日本のデジタルコンテンツ市場は12兆円を超えるなか、LINEは新たな収益源としての開拓を目指します。