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LINEは3月9日、沖縄県沖縄市の新型コロナウイルスワクチン接種をLINE公式アカウントと音声応対AIサービス「LINE AiCall」、AI文字認識技術「CLOVA OCR」で支援することを発表しました。

通常、インフルエンザなどの予防接種法に基づくワクチン定期接種では、進行・管理は紙ベースで行われ最終的に自治体職員等による手入力によって、データ管理を行っています。

定期接種は件数が限られているため人の手による対応ですが、新型コロナウイルスワクチンの場合は接種人数が格段に多くなり、沖縄市の接種対象者は約11万人にのぼります。今回のような大規模な接種を短期間で実施する場合、従来のフローでは対応しきれないことが予想されます。

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今回の技術支援では、沖縄市のLINE公式アカウントでワクチン接種予約ができ、予約時に市民がスマホ等で接種券の写真を撮るだけで、接種券情報の入力が自動でできます。これにより、市民は入力の手間を省いて入力ミスを防止し、職員の人的確認による工数が削減できます。

また、電話応対もAIによりデジタル化します。ワクチン接種予約・変更・キャンセルや、接種前日のリマインドコールを音声応対AI「LINE AiCall」が行います。「LINE AiCall」は従来の自動音声(IVR)のようなボタン操作が不要で、会話のみで予約等が完結します。

多量の予約電話もAIが同時に対応することで、職員負荷を軽減し、接種前日に確認電話を自動的にかけることで接種日忘れ防止や、接種率の向上も期待できます。

接種会場の受付では、接種券に記載された文字情報をAI文字認識技術「CLOVA OCR」で読み取ることで予約の確認を実行します。1枚あたり2-3秒で正確に読み取れるので、接種受付にかかる時間や滞在時間が削減され、会場での密集・密接を防ぐことが期待されます。

接種後、自治体側ではすべての接種者の予診表のデータ化が必要となりますが、これについても文字情報を「CLOVA OCR」で読み取り、本来職員の手入力などで対応していた業務を削減します。

LINEでは、コミュニケーションアプリ「LINE」をはじめ、新型コロナワクチン接種の予約・実施・接種後のフォローの自動化等、職員の負担削減・利便性向上に活用できるソリューションを用意しています。

自治体が療養者への健康状態確認を行う目的で「LINE AiCall」を利用する場合、月額費用3か月無料で提供する特別支援策を用意しています。

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