BERLIN, GERMANY - DECEMBER 14: The Logo of business and employment-oriented service LinkedIn is displayed on a smartphone on December 14, 2018 in Berlin, Germany. (Photo by Thomas Trutschel/Photothek via Getty Images)
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アップルはiOS 14でプライバシー保護のさらなる強化を予告し、ベータ版では「アプリがコピー&ペーストの保存場所である”クリップボード”を読み取っている場合に通知する機能」の存在が確認されています

それにより、TikTokやReddit、ビジネスSNSであるLinkedInアプリが、クリップボードにアクセスしていることが可視化されていました

その1つであるLinkedInが、クリップボード読み取りについて訴えられたことが報じられています。

米Yahoo!!Finance記事によると、アダム・バウアーなる人物が米サンフランシスコ連邦地裁にてLinkedInに対して訴訟を起こしました。バウアー氏はLinkedInがクリップボードを介してiPhoneとiPadユーザーから個人情報を収集していると主張しています。

さらにバウアー氏はLinkedInアプリがインストールされているデバイスだけでなく、アップルのユニバーサルクリップボード機能を介してMacなど近くのデバイスからも個人データにアクセスできる可能性があるとも述べています。

本訴訟はカリフォルニア州法に基づき、法律または社会規範違反の疑いがあるとして、集団訴訟としての認定を目指しているとのことです。記事執筆時点ではLinkedInは本件につきコメントを寄せていませんが、同社は先週アプリがクリップボードを読み取っていることを認めたうえで、修正しだいフォローアップすると約束しています

クリップボードの中味は、ユーザーの操作によりコピーされた内容にすぎません。よってTikTokにせよLinkedInにせよ「キー入力するたびに他のアプリでのテキスト入力を直に読み取っている」わけではありませんが(キー入力はあくまで読み取りのトリガー)タイミングによっては機密情報が含まれている可能性がゼロではありません。

そもそも裁判所がバウアー氏の訴状を受理するかどうかも、記事執筆時点では不明です。しかしクリップボードを読み取っていると指摘された人気アプリは少なからずあるため、受理された場合は影響する範囲も広がりそうです。

Source:Yahoo!Finance

Via:9to5Mac