Liquid Retina XDR
Apple

アップルはM1チップ搭載iPad Proにつき、12.9インチモデルのみ「Liquid Retina XDR」を搭載すると発表しました。これまでの噂どおりミニLEDバックライトを搭載しており、iPad Proなどの画面クォリティの象徴となっていたブランド「Liquid Retina」を超える高い表現力がアピールされています。

ミニLEDディスプレイとは、従来の液晶+バックライトの構造はそのままに、バックライトを微小なLEDに分割してローカルディミング(部分駆動)技術と組み合わせることで、エリア毎の消灯ができる技術のこと。今回がテレビ製品などを含めれば民生品としての初採用ではないものの、小型のモバイル製品としては先駆け的な位置づけとなります。

アップルの説明によれば、バックライトとしては1万個以上のLEDを使っているとのこと。画面全体としては最大1000nitsの輝度、(部分的な)ピーク時の輝度は1600nits、100万対1という驚異的なコントラスト比を実現し、クリエイティブな作業が強化されると述べられています。

それにより最も暗い画像の中での最も明るいハイライトや繊細なディテールも捉えられ、現実世界で見たものを反映した素晴らしいビジュアル体験を提供。写真家、ビデオグラファー、映像制作者などProのクリエイターにとっては、「どこにでも持ち運べる大画面ディスプレイ」かつ「本物のHDRコンテンツ」を見ながら編集できると謳われており、やはり動画を消化する受け身ユーザーよりもHDRを調整することに骨身を削っているYouTuberなどが主な顧客かもしれません。

このLiquid Retina XDRディスプレイには、他にもProMotionやTrue Tone、P3ワイドカラーサポートなど、11インチiPad Proにも搭載されている先進技術が採用されており、HDRやDolby Visionコンテンツで比類ないモバイルシネマ視聴体験を実現できるとのこと。つまり遠回しに「11インチモデルの画面は従来モデルと同じです」と伝えている模様です。

関連記事:

5分でわかるAppleイベントまとめ。7色カラバリ新iMac、M1搭載iPad Pro、落とし物トラッカーAirTagなど