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ゲーミングデバイスらしく本機は光ります。G733があるだけで、ゲーミング環境が整っているように見える……

Logitech Internationalのゲーミングブランド、「Logicool G」のワイアレスヘッドセット「G733 LIGHTSPEEDワイヤレスRGBゲーミングヘッドセット(以下、G733)」が9月17日に1万9250円(税込み)で販売されました。

G733はバッテリーを内蔵する必要のあるワイヤレスタイプながら、278グラムという軽さを実現し、付け心地の良さを追求したモデルとのこと。接続はUSB2.0ポート(Type-Aポート)なので、PCは勿論、PS4等のゲーム機でも使用できます(※ヘッドセットの充電はType-Cを使用)。

さて、今回はそんな本機を実際に試させていただきました。短い期間ではありますが、がっつりゲームをプレイ。ボイスチャット等も試してみたので、使用感をお伝えしていこうと思います。

■眼鏡をかけていても痛くならない軽さとフィット感

さて、ヘッドセットを試すにあたって筆者が一番気にするのは音質よりも着け心地です。眼鏡をかけているせいで、ヘッドセット装着して長時間ゲームプレイをプレイすると耳のあたりが痛くなってしまいます。また、ゲームはただでさえ肩や首がこるのに、ヘッドセットで余計に負荷をかけるのも気になります。

そんな訳で、今までゲーミングヘッドセットをいくつか試したのですが「これだ!」というものは中々見つけられていませんでした(尚、ヘッドセットのケーブルは、筆者にはゲーム中邪魔になりがちなので、ワイヤレスしか眼中にありません)。

そんな中で試用の機会を頂けたG733。箱から取り出した段階で他のワイヤレスヘッドセットよりも軽いことが分かります。「これなら長時間装着できそう」という期待感のもと、さっそく装着してゲーム開始。3~4時間ほどプレイしても耳が痛くならず驚きました。

本体の軽さだけではく、重量を分散するように作られているサスペンションストラップと、形状記憶性の素材を採用した二層の低反発イヤパッドも負担の軽減に貢献。フィット感もあり、身体への負担はかなり減っていることが実感できます。

最終的に8時間ぶっ通しで装着してみたのですが、それでも耳は痛くならず、着け心地の良さは筆者の期待以上でした。眼鏡のフレームや顔の形等で個人差はあると思いますが、サスペンション ストラップ ヘッドバンドは調整可能なので、多くの人にマッチすると思われます。

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因みに、本機の重さは公式サイト曰くチーズバーが2個分とのこと

■最長20メートルまでワイヤレス。バッテリーの持ちも良好

独自技術「LIGHTSPEED」を搭載しており、ワイヤレスながらも遅延が少ないことも本機の特徴。ケーブルに縛られずに、自由に動くことができます。これが非常に便利で、ゲーム中に飲み物をとりに行くときに外さなくて済みますし、何ならボイスチャットを繋げたままキッチンへ行くことも可能です。

20メートルまで接続は繋がり、扉を隔てても問題なく音声が聞こえてきます。試しにボイスチャットを繋げたまま家の外にでてみましたが、約20メートル範囲内なら問題なく会話が可能でした。

ワイヤレスながらバッテリーの持ちもよく、ライトをオンの状態で約20時間、オフの状態で約29時間の連続使用が可能です。もしもの時には充電しながらでも使用できますが、ケーブルがプレイの邪魔になってしまうので、充電し忘れには注意したいです。

また、起動・終了時やミュートのオンオフ時、バッテリー低下時には音声でそれを伝えてくれます。

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本機のUSBレシーバー。接続はUSB2.0ポート(Type-A)

■細かい設定も可能なサウンド

気になる音響面は独自のオーディオドライバー「Pro-G」を使用。歪を低減してクリーンなサウンドを生み出します。また、PCに接続することで、バーチャルサラウンドサウンド技術「DTS Headphone:X2.0」のより、ゲーム世界の音をよりリアルの味わうことができます。

サウンドの迫力は申し分なく、僅かな物音も拾ってくれます。ゲームによっては重要な音のする方向もしっかりと分かりますし、遮音性も高くゲームに集中できます。

今回は実際に「League of Legends」「World of Tanks」「ストリートファイターⅤ」「Apex Legends」「VALORANT」と他いくつかのゲームで本機を試しましたが、音のする方向はしっかりと分かりますし、音質もゲーミングとしては充分だと感じました。

ただ、設定がデフォルトのままだと足音の様な小さな音が聞こえづらい時があり少し気になりました。これに関しては後述する「G HUB」の設定である程度の対処が可能です。個人差はあると思いますが、自分の聞こえ方に合った設定をすれば問題なく聞こえると思います。

また、音楽を聴くのには全体的にどうしても物足りない感がありますが、音響に関しては軽さやワイヤレスであることとトレードオフになっている部分だと思われるので、ある程度は致し方無いのかな、とも思います。ただ、ゲームのマッチング中にそれなりの音質で音楽を楽しむことは可能です。

因みに、音量はダイヤルで調整するタイプで、本体での細かい音量調整はややし辛い印象です。

■マイクは着脱式。ミュート時にはご注意を

G733のマイクは着脱式。取り外し可能なのでマイクを使用しない際は外して使用することもできるほか、持ち運びにも便利です。

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マイクは着脱も手軽です

ボイスチャットを繋げてみると、通話相手曰くマイクの音質は良くも悪くもないとのことで、少なくともゲーム中のやりとりは問題なく行なえました。また、ゲームの音量を大きくしても、マイクがそれを拾うことはないようです。

注意が必要なのはミュート。本機は着脱式ということもあって、ボタンでミュートのオンオフを切り替えます。マイクの跳ね上げでミュートをするタイプに慣れている場合は、ミュートし忘れに気を付けなければいけません。特にゲーム休憩中にボイスチャットを繋いだままにしておく場合にミュートをし忘れないようにしましょう。筆者は、ボイスチャット中にミュートにしないままキッチンへ行き、コーヒー豆を挽いた為に通話相手に多大な迷惑をかけてしまいました。

因みにG733はゲーマー御用達のチャットツール「Discord」の認証を受けており安全に使えるとのこと。実際、Discordで繋げてみましたが、マイクを接続するだけで認識し、すぐに使用できました。

また、音響と同じくマイクの調整も細かく可能。こちらは「G HUB」をインストールしていれば使用できるマイク音調節機能「BlueVO!CE」でイコライザー設定等を微調整できます。

■音質のカスタマイズはかなり細かく可能

簡単にですが、「G HUB」を用いた音質の調整もご紹介します。「G HUB」では細かい音量の設定や、側音の設定が可能です。側音は動画を投稿している方や、配信をする方にはありがたい機能ではないでしょうか?

また、イコライザーの設定ではゲームのジャンルや、用途に合わせたプリセットの登録が可能なだけでなく、他のユーザーがアップデートした設定をダウンロードして使用することができます。ゲーム名で検索すれば、そのゲームで最適な設定を見つけることが可能です。

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本機はサラウンドも細かく調整が可能となっています
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ゲームの名前で検索すれば、他のユーザーの設定をダウンロードすることが可能です
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デフォルトプリセットの中に、すでにFPSやMOBA向けの設定も入っています

「BLUE VO!CE」を用いたマイクの調整は、自分の声を録音し、それを再生しながら行なえます(自分の声に慣れる必要はありますが……)。変化を実感しながら値を弄れるのは便利です。

「G HUB」では他にもライティングの発色パターンの設定や、「Logicool G」対応機器とのライティングの同期、ボタンのカスタム設定も可能です。

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自分の声を聞きながらサウンド設定が可能です

■やっぱり軽さが最大の魅力

G733は軽さとフィット感が最大の魅力です。疲れずに使用できるワイヤレス機で、ほぼ毎日長時間ゲームをする方にはオススメできます。また、「Logicool G」らしく、細かい調整が可能な点も好印象です。

難点は、スマホやタブレットでの使用が不可能な点と、足音レベルの小さな音は細かい設定をしなければ聞こえないかもしれないことや、音楽鑑賞用としては物足りないことでしょう。繰り返しになりますが、音質に関しては利点の代償的な部分なのである程度の割り切りが必要です。

とはいえ、軽くて負担の少ないワイヤレスヘッドセットをお探しの方には検討の余地がある製品だと思います。少なくとも筆者はようやく眼鏡をかけていても痛くならないワイヤレスヘッドセットを見つけたので、購入を考えています。

関連リンク:G733製品サイト