LSPX-L3

目に入るたびに幸せを感じる

「姿形の美しさ」は有無を言わせないパワーに直結しています。ソニーのグラスサウンドスピーカー「LSPX-S3」は、そんな力を備えた優雅なオーディオ機器です。美が強い。価格は38,500円(税込)。2週間お借りして自宅で生活を共にしてみました。

封をあける前から「これ、めちゃくちゃ好きになるだろうな……」と覚悟していましたけど、ハイ、想像していたよりも遥かに大好きでした。

好きになりすぎて、クラクラしました。

返却してしまうと、生活が味気なく虚しいくなってしまいそうで注文してしまいました。

ソニー グラスサウンドスピーカー LSPX-S3(Amazon)

LSPX-L3
目に入るたびに「よい……!」となります。我が家でのんびり暮らす愛らしいaiboとも同郷ってことで記念撮影

プロダクトそのものの美しさに加えて、オーディオ体験も素晴らしかったです。使い心地の良さも含めてご紹介します。

夜更けが楽しみになるオーディオ機器

LSPX-S3はデバイス全体で音を奏でます。底面が低音担当なのでテーブルに置くとベースの振動を感じますが、音そのものはどこから鳴っているのか出口がまったくわからない。なので、室内のどこに置いても音がスーンと広がってとても心地よいです。

そして有機ガラス管の透明な美しさは、ライティングによって威力をさらに増します(光らせようぜって考えた人、ほんと最高!)。

昼と夜とで別の顔になるんですよね。部屋を暗くしてLSPX-S3のイルミネーションをオンにするとこんな感じになります。

LSPX-L3
暖色系のLEDです。オーディオ機器ではありますが、キャンドルの明かりだけで食事をしたり、就寝前に部屋をほの明るく照らしたいときにも活躍しました
LSPX-L3
真上からみても美人。影がテーブルにほとんど落ちないところも好きです

明るさの強弱を細かく調整したい場合は「ライティングモード」を使用しますが、おすすめは「キャンドルモード」です。その名の通りゆらゆら揺れます。また、キャンドルモードの揺れ方は、3段階の強弱と音楽連動を選べます。この音楽連動のおかげで久々にいろんなジャンルの音楽を聴きたくなりました。

LSPX-S3を実際に使ってみるまでは、その見た目のアンビエントっぽさから「ブライアン・イーノ専用機にしようかな」なんて思っていたのですが、そんなもったいないことはすぐにやめました。どんなジャンルの音楽とも相性がよかったです。

どんな音楽で光がたくさん揺れるか?

どんな音楽を再生するときにキャンドルがたくさん揺れるか? を試したところ、ボーカルにビブラートがかかるときに最も強く光が揺れました。とくにジャズ。ジュリー・ロンドンの「Cry Me A River」は歌声にぴったりマッチしていました。

また、細川たかしの「北酒場」も楽しかった。「北のぉ〜〜〜」のところでLSPX-S3も細川たかしに合わせて光量をヒュッと絞るんですよね。

クラシックだと、ルービンシュタインのショパンがさりげなく揺れて大変美しかったので毎晩お風呂上がりに居間で流して楽しみました。

反対にアヴィーチーやスクリレックスなどのキック強めの音楽では、LSPX-S3も光りっぱなしです。フロア揺らす系はだいたいずっとテンション高く明るい。これはこれで愉快ですね。

世界観をこわさない操作感

美しい姿形を裏切らない操作感にも痺れました。実はここが今回の試用で最も感動した点です。日々ふれる部分がすみずみまで丁寧に作られているとうれしくなります。

まず、電源ボタンは指先でやさしく押すだけでサラッと起動します。繊細な見た目のグラスサウンドスピーカーですが、底面がどっしりしているので指先でちょっと押すのも怖くありません。

タッチセンサーでLEDのオンオフができるのもさりげなく便利でした。スマートフォンアプリのMusicCenterからも細かく設定できますが、ふだんは「ちょっと灯りを消したいな」くらいのニーズなので、タッチセンサーのお世話になることが多かったです。

そして「音源と接続しましたよ」とお知らせするビープ音がアコースティックでとても上品。LSPX-S3のキャラクターとぴったりマッチしてます。耳にするのが毎回楽しみでした。

LSPX-S3
使い方はよくあるBluetooth対応のワイヤレススピーカーと同じです。それにしても、映えない場所にトンと置いてもきれいだな〜
LSPX-L3
電源ボタンや調光・音量調節などの操作まわりはすべて底面に集約されています。電源はUSB Type-Cケーブルです。通話も数メートル先でゴロゴロしながらおしゃべりしても相手にきちんと聞こえました

「バッテリーの残量が下がってきましたよ〜」のビープ音すら上品なんですよ(かつ、大事なお知らせだと確実にわかる鳴り方をしてます)。

LSPX-L3
日中のたたずまいも素敵。「目立つけれど目立たない」っていう繊細な存在感があります

電源のオンオフやビープ音って些細なことかもしれませんが、毎日触れる部分です。少しでも違和感があると塵のようにストレスが積もっていくんですよね。その点から考えてもLSPX-S3ってとても素敵でした。隙がありません。見てよし、聴いてよし、さわってよし。徹底した美意識と世界観を楽しめるオーディオ機器です。

ソニー グラスサウンドスピーカー LSPX-S3(Amazon)