Lucid Airは1分で20マイルぶんの「最速充電」対応。停電時家庭給電もできる実用的EV

米国では3年間無料充電利用権つき

Munenori Taniguchi
Munenori Taniguchi, @mu_taniguchi
2020年08月20日, 午後 02:20 in EV
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MediaNews Group / Bay Area News via Getty Images via Getty Images

新興電気自動車メーカーのLucid Motorsは、発売予定のセダンLucid Airの航続距離が約832km(EPA測定)を記録したことをこのあいだ発表したところですが、8月19日に開催したプレス向けイベントでも気になる情報をいくつか明らかにしています。

その航続距離がテスラModel Sの最大航続距離を約30%も上回る517マイル(約832km)であることは先週の話と同じですが、その他の運動性能も高く、たとえば0-60mph加速が2.5秒を切る猛烈な加速が可能とのこと。

さらに充電では直流900V、300kWを超えるピーク充電率の充電器を使うことで1分ごとに20マイル(約32km)走行分の充電ができ、満充電には26分ほどという爆速充電に対応すると説明されています。比較のために記すと、テスラのV3スーパーチャージャーは250kW仕様なので、1分ごとに15マイルほどの充電速度になるとのこと。

Lucidはフォルクスワーゲンが設立したEV充電ネットワークを展開するElectrify Americaと協力して、高速充電器網の構築を行うとしています。この充電設備はCombined Charging Systemの標準充電器を使用、Electrify Americaが設置する2000か所の充電ステーションの一部に順次ロールアウトしていくと説明されました。

Electrify Americaは150~350kW充電設備を全米に展開しているため、Lucid Air対応の設備を追加するのはそれほど難しいことではなさそう。さらにLucid MotorsはAir所有者に対してElectrify Americaの3年間無料充電権を提供します。

さらにLucid Airの高性能なバッテリーは充電される側になるだけでなく、充電する側にもなれるとLucidは述べ、Lucid Connected Home Charging Station(LCHCS)と呼ばれる家庭向け充電ステーションを開発していることを明らかにしました。

これは双方向の充電設備であり、普段はEVへの充電を行う一方で、災害など何らかの理由による停電時には巨大モバイルバッテリーとしてLucidのEVを使い、家庭への給電を可能にします。

このような使い方は日産リーフなどでも用意されており、別に新しくも珍しくもないかもしれないものの、ハリケーンによる大規模停電も発生しやすい米国の一部地域では、もしもの時の備えにもなるとの安心感が購入検討の動機になりそう。

デザイン的にも上品で落ち着いた雰囲気のLucid Airは、テスラよりも実用面を重視する人たちに支持されそうなEVと言えそうです。

source:Lucid Motors

 
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