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突然ですが、僕、手がデカイんです。バイクのグローブは2XLないしは3XLを買うくらいにでかい。ゆえにだいたいのノートPCのトラックパッドは狭いと感じるし、トラックポイントは大好きだけどキーを打つときの邪魔に感じてしまうことがある。マクロを登録できる他ボタンゲーミングマウスもボタンが推しにくい。ポインティングデバイス受難の人生を歩んできました。

そんな僕にぴったりのトラックボールが「M-HT1URBK」(有線)、「M-HT1DRXBK」(独自ワイヤレス)でした。コイツ、本体に「HUGE」の文字が掘られているくらい、デカイんです。まるで分厚い1ポンドステーキのように。

M-HT1URBK(有線) M-HT1DRXBK(独自ワイヤレス)
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フットプリントは幅114.7mm×奥行181.9mm。スマホよりも大きく、一般的なマウスの奥行きの2倍はあるでしょう。本体を動かさないで済むトラックボールといえど、狭すぎる場所には置けません。

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ボールのサイズは52mm径。ケンジントンのExpert Mouse/SlimBladeが用いている55mm径には及びませんが、大きく、質量のあるボールを備えています。マウスポインタを大きく動かすときも、繊細に動かすときも楽。

ブレーキ性能を重視したのか1本指で操作すると摩擦によってガクガクとした動きになりがちなのですが、車/バイク用の潤滑剤を薄く伸ばして塗る(定期的なメンテナンスが必要になります)、もしくは人差し指と中指の2本指で操作することでスムースに動かせます。

トラックボールの感度はLOW(500カウント)/MID(1000カウント)/HIGH(1500カウント)の3段階で切り替え可能。ボタンではなくスライダースイッチによる切り替えのため、作業中に間違えて感度が切り替わると行った事故はありません。

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操作系はLRボタン、チルトホイール、進む/戻るボタン、3つのファンクションボタン。専用ソフトを使うことでショートカットやマクロキーを設定できます。HHKBなどファンクションキーが使いづらいキーボードと合わせやすいし、PhotoShopやLightroom、Premiereなどのアプリの機能を割り当てることで生産性も高めやすい。

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ボタンの1つ1つのサイズが大きいのも、デカ手の人間にとってはありがたいポイントです。余裕をもった配置のため、Fn1/Fn2ボタンは決して押しやすいといえないのですが、「Ctrl+S」など定期的に使いたいけどそこまで頻繁でなくてもいいショートカットを登録しておくにはピッタリ。

大振りなボディの大半を占めているのがパームレスト部です。厚手で低反発素材のシートが貼られており、しなやかなタッチ感が気持ちいい。汗をかいても滑りにくい印象があります。

ただ古くから販売されている製品ゆえ、有線モデルも無線モデルのUSBレシーバーもコネクタ形状がUSB Type-Aです。USB Type-Cコネクタのマウスもまだ限られていますし、これは仕方がないといえるかも。

本気で仕事に取り組む際に効くだけの操作性を持ちますが、ソファやベッドでリラックスしながらも自由にマウスカーソルを動かせるトラックボールの利点のほうが勝って、リビング&ベッドスペースで使うことが増えました。本当に便利です。

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ただし。前述したように同機は「手の大きな人向け」のアメリカンサイズ。手が小さい人が使うと各ボタンに指が届きにくく、ストレスが増大していくポインティングデバイスであることをお忘れなく。

M-HT1URBK(有線) M-HT1DRXBK(独自ワイヤレス)