Linus

先日、Appleシリコン「M1」チップ搭載MacでArm版Windows 10の動作に成功したとの報告がありました。それに続いてLinuxのインストールおよび動作が上手くいったとの新たな一報が伝えられています。

アップル幹部が「技術的には可能」と述べたM1搭載Mac上でのArm版Windows 10を実現したのは、ソフトウェア開発者のアレクサンダー・グラフ氏でした。オープンソースの仮想マシンエミュレータQEMUにカスタムパッチを用いるやり方は、当時は概念実証に近いと呼べそうなものでしたが、この1週間ほどでさらに手法が洗練されたしだいです。

まず機能面では、Arm版WindowsのQEMU仮想マシンにおいて仮想化されたオーディオやネットワークインターフェースを含むほぼ全ての基本的な機能がサポートされたとのことです。

さらに他の開発者の助けも借りて、Linux(Fedora 33)をインストールおよび動作させることにも成功したと報告されています。

さて先月下旬に、Linux生みの親として知られるリーナス・トーバルズ氏がM1搭載Macについて質問された際「Linuxが動くならぜひ欲しい」「私は長年、Armが搭載されてLinuxが動くノートPCを待ちわびていました。新型MacBook Airは、OSを除けばほぼ完ぺきです」としつつ「私にはそれを(Linux動作のために)いじくり回す時間も、力を貸そうともしない企業(アップルのこと)と戦うつもりもない」と述べていた経緯もあります。

もしもリーナス氏がこのニュースを聞けば、「やっぱりM1搭載Macを買う」と言い出すかどうかは興味深いところです。

また有志により、M1搭載MacBook ProにArm版Windowsをインストールする手ほどきをするチュートリアル動画が公開されています。

Windows ARM 64 Insider PreviewはWindows Insider Programに参加すれば入手可能なため、興味のある方は自己責任の上で試してみてもいいかもしれません。

Source:Jon Masters(Twitter)

Via:MSPowerUser