Apple
Mike Segar / reuters

次期iOS 15やiPadOS 15などの新機能が次々と公開され、控えめながらも使いやすさを向上させる改善の公式リリースを待つばかり。その一方で今年秋のiPhone 13(仮)など次世代ハードウェアで追加される隠し球にも期待したいところです。

新型MacBook Pro、8月第1週に発表?からApple Watch Series 7(仮)は新型ディスプレイ搭載?まで、最新アップルの噂や注目の情報をまとめてお届けします。

アップル、ついにBoot Campで高精度タッチパッド設定に対応。MSの導入から8年遅れ

Trackpad

次期macOS Montereyが話題となっているなか、アップルが突如としてBootCampつまり「インテルMac上でWindows 10を動かせるソフトウェア」の最新版を配信。そこで、ついに高精度タッチパッド設定がサポートされたことが驚きを呼びました。

マイクロソフトがWindows 10のトラックパッド操作を拡張する「高精度タッチパッド設定」を導入したのは2013年のこと。しかしアップルの提供するBootCampには反映されず、macOS上では滑らかに動作するトラックパッドがWindows側で活かされていないと惜しまれていました。

さらに昨年6月には今後2年かけてMacをM1チップをはじめとしたAppleシリコンに移行すると発表され、もはやアップルの眼中にインテルMacはないのでは……と思われた矢先のことです。

対象となるのはApple T2チップ搭載モデルのみで機種は限られてはいますが、それでもmacOSと安定したWindows 10をともに動かせる環境を求める人には有り難いアップデートのはず。Macがゲームに不向きと主張したインテルも、MontereyでのAdaptive-Sync対応と合わせて評価を上方修正するのかもしれません。

Apple Watch Series 7(仮)は新型ディスプレイとUWB搭載、血糖値測定は見送りのうわさ

Apple Watch

次期Apple Watch Series 7(仮)に非侵襲性(注射針を刺して採血の必要がない)の血糖値測定機能が内蔵されるとの期待が高まっていたなか、あと数年は難しいというBloomberg報道です。

アップルの未発表製品にくわしいMark Gurman記者によれば、将来のApple Watchには2つの健康関連センサーが搭載される見通しとのこと。ひとつは血糖値測定であり、もう一つの体温センサーも2022年モデルに先送りされる可能性が高いと述べられています。

このうち体温センサーに関しては、アップルが数年前から開発に取り組んでいるとの手がかりが見つかっています。2019年に出願された「ヘルスケア製品のための温度センシング包装技術」なる特許ではApple Watchへの言及はないものの、主にウェアラブル関連に焦点が当てられていました。

ほかApple Watch Series 7には「より高速なプロセッサ、改善されたワイヤレス接続、最新のスクリーン」が搭載されるとのこと。SoCについては、Series 6のS6プロセッサも前S5より最大20%高速化したと謳われており、順当な進化ではあるが驚きはないと言えそうです。

むしろ気になるのが「最新のスクリーン」でしょう。アップルはM1 12.9インチiPad Proに採用したミニLEDバックライト画面(Liquid Retina XDR)と並行してマイクロLEDを開発していると噂され、それは将来のApple Watchに搭載されるとの予想もあります。

マイクロLEDとは超微細な自発光LEDを画面に敷き詰める技術であり、表示能力や省電力性能の向上が期待されている方式です。現在のApple Watchは一度の充電で1日程度しかバッテリーが持ちませんが、いつの日か数日は着けっぱなしで使えるモデルが登場すると祈りたいところです。

将来のAirPodsは健康関連センサー搭載? アップル幹部が可能性を示唆

Apple health
Apple

ティム・クックCEOが将来アップルの人類に対する貢献は「健康」になるだろうと述べたのは、2019年初めのこと。実際にApple WatchのECG(心電図)アプリなどが多くの命を救ってきましたが、AirPodsも力の1つになるかもしれないとのニュースです。

アップルのテクノロジー担当VPケビン・リンチ氏は、健康産業に関わるきっかけがApple Watchの心拍数データ取得であり、そこから「ヘルス」アプリが誕生したこと。そしてApple Watch Series 4以降で高齢者の支えにもなった転倒検知から次期iOS 15の歩行安定性につながったと振り返っています。

そうした文脈のなか、リンチ氏はiPhoneやApple Watchなどのセンサーを統合して有用なデータを引き出す「センサーフュージョン」へと言及。この健康センサー群にAirPodsを加える予定があるかと尋ねられ、「あらゆる種類の可能性がある」としてアップデートを匂わせたかっこうです。

これが過去にも噂された新規の生体センサーをハードウェア的に追加するのか、それとも現行モデルをソフトウェアアップデートにより機能拡張することを意味するのかは明らかではありません。

ちなみに販売中のAirPods Proは、すでにデュアル光学センサーや動きを感知する加速度センサーなどを備えており、iPhone側で取得して健康データに反映することは不可能ではないとも思われます。海外で提供中のApple Fitness+はApple Watch向けサービスとなっていますが、AirPodsを持っていれば利用できるワークアウトが増える展開もあり得るのかもしれません。

iPadOS 15の「ファイル」はNTFSに対応、読み取りやコピーが可能に

iPadOS File
Steven Fjordstrøm

M1 iPad Proでは従来のUSB-CがThunderbolt 3ポートに変更され、外付けディスクとの大容量ファイルのやり取りがしやすくなりました。そうしたハードウェアの更新を織り込んだのか、次期iPadOS 15ではNTFSフォーマットのメディアにアクセス可能となったという一報です。

NTFSメディアからは読み取り専用、ただしデータをコピーできる仕様はmacOSと基本的には同じもの。さらに大容量ファイルの移動やコピーの際にあると嬉しい進行状況インジケータも追加されたとのことです。

この変更は、おそらくMacとiPadをシームレスに繋げる新機能「ユニバーサルコントロール」を受けてのことと推測されます。たとえばMac側に接続した外付けNTFSドライブ上にあるファイルを、iPad側に直接ドラッグ&ドロップできることになるのかもしれません。

またM1 iPad ProはMacと同じプロセッサを搭載したことで、フル機能のFinal Cut ProやLogic Proといったプロ向けアプリも準備中との噂もあります。今年秋にiPadOS 15が正式配信されて大容量ファイルがいっそう扱いやすくなれば、そちらも何らかの動きがあると期待したいところです。

新型MacBook Pro、少なくとも1モデルが8月第1週に発表のウワサ

M1X(仮)搭載MacBook ProとMac mini、2021年Q4に発表のうわさ

MacBook Pro
Apple

あくまでソフトウェアが主題のWWDC21で、新型MacBook Proなどハードウェア製品が登場しなかったのは当然すぎる展開でした。新Mac Proが発表された2019年や、AppleシリコンMacに2年掛けて移行すると発表された(まだ当時は具体的な製品発表はナシ)2020年は例外中の例外にすぎません。

が、その後にわかに次期Appleシリコン「M1X(仮)」搭載の14インチおよび16インチMacBook Proが年内に発売されるとの噂が相次いでおり、今週だけで2件も別の情報筋から伝えられています。

ひとつは有名リーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)LeaksApplePro氏が投稿した「新型MacBook Proのうち少なくとも1モデルは8月第1週(2日~8日)に発表される可能性があるとのツイート。もう一つは、より信頼性が高いリーカーDylandkt氏による「14インチと16インチMacBook Proは2021年の10月下旬~11月上旬に発表される」とのつぶやきです。

新型MacBook ProではTouch Barが廃止される一方で外部ポートが追加され、搭載されるM1Xチップは次期Mac miniにも搭載されるとの予想は、すでに定説になった感もあります。

しかし気になるのが、今なお改善するメドが立っていない世界的な半導体不足でしょう。発売済みのM1 12.9インチiPad Proさえも入手が難しいとの声もあり、今後も「新製品がもうすぐ発表」との噂が現われては消えていくこともあり得そうです。