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Pavlo Gonchar/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

今年秋に発売と見られるiPhone 13(仮)のダミーモデル写真も複数の筋から公開されており、いよいよ量産が本格化しつつある気配が強まっています。どこからか入手した寸法を使って、サードパーティ製の専用ケースなどアクセサリも続々と作られているのかもしれません。

次期MacBook AirはM2(仮)チップ搭載?からiPhone 13(仮)は「AirPods充電」対応?まで、最新アップルの噂をまとめてお届けします。

新型iPhoneは本当に「iPhone 13」とのサプライチェーン情報

iPhone 13は無線充電コイルの大型化で「AirPods充電」に対応する可能性

iPhone

2021年のフラッグシップiPhoneは「iPhone 13」の仮名で呼ばれてきましたが、本当に製品名がiPhone 13とのサプライチェーン情報が報じられました。ソースは台湾の業界情報誌・経済日報です。

もう1つの候補だった「iPhone 12s」の根拠とされていたのは、ひとつには前年モデルiPhone 12のプロセッサやカメラを強化する程度のマイナーチェンジに留まると予想されているため。もう一つは「13」を不吉な数とする地域もあるためとの説もありましたが、分かりやすさやフレッシュな印象が重視されたのかもしれません。

そのiPhone 13シリーズに前世代よりも大きなワイヤレス充電コイルが積まれるとのリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)情報も届けられています。数々の実績あるMax Weinbach氏いわく、熱管理も改善されてより高速充電も可能になるとのことで「熱くならずに素早くバッテリー満タン」になる模様です。

そこから双方向ワイヤレス充電(逆充電という呼称もあり)、つまりAirPods用ケースやQi対応デバイスを置けば充電できる可能性が浮上しているしだいです。

もともと逆充電はiPhone 11シリーズにも搭載が噂され、iPhone 12世代でも隠し機能として内蔵されているかもと憶測を呼んでいました。iPhone 13シリーズは全モデルともバッテリー容量が増やされるとの噂もあり、今度こそ期待したいところです。

アップルがアプリ追跡制限後、広告費がiOSからAndroidにシフトしている噂

Facebook
Stephen Lam / Reuters

iOS 14.5でのATT、すなわち「アプリが異なるWebやアプリをまたいでユーザーを追跡する場合は、ユーザーの明示的な許可を得なければならない」しくみが導入されて約2ヶ月が経ちましたが、それによりiOS向け広告の単価は下がり、Android向け広告費は逆に高騰しているとのThe Wall Street Journal報道です。

手短に言えば、iOSデバイスから得られる個人情報(年齢や位置情報、Webの閲覧履歴など)が激減したためにターゲティング広告の精度が下がって費用対効果が悪くなったため、広告主はそちらを減らしてその分をAndroidユーザー向け広告費に回しているということです。Android向け広告費はiOS向けより約30%も高くなっているとも伝えられています。

しかし、ATTを最も警戒していたはずのFacebookはコンテキスト広告(Webページのキーワードや画像などをAIが解析して、文脈にあった広告を配信する手法)、つまり個人情報に依存しない機能を追加するなど対策を講じて、iOS向け広告の収入減を抑えているとのこと。その一方でAndroid向け広告収入が増えており、結果としてATTの恩恵を受けているようです。

アップルのクックCEOは「デジタル広告には反対しない」ただしユーザー追跡をしない限りはーーと述べていましたが、個人情報の扱いで不安が抱かれやすいFacebookの振る舞いも(少なくともiPhoneやiPad上では)軌道修正されており、おおむね狙い通りとなったのかもしれません。

次期MacBook AirはM2(仮)搭載で2022年発売、ProはM1X(仮)採用のウワサ

次期MacBook Air用のM2(仮)チップ、2022年後半まで出荷が遅れる可能性

Apple M2
Antonio De Rosa Designer

2020年末に発売されたMacBook Air、13インチMacBook ProおよびMac miniに搭載されたアップル独自開発のM1チップ。その後継チップは「M1X」あるいは「M2」の仮称で呼ばれてきましたが、「M1X」は次期MacBook Pro用で「M2」チップはMacBook Air用とする噂話が相次いでいます。

ひとつはiOS開発者で有名リーカーのDylandkt氏による「M2チップは2022年上半期発売のMacBook Airに搭載される。M2は「M1X」ではなく、そちらはMacのProモデル用に予約されている」とのツイートです。

もう一つは台湾の電子部品業界情報誌Digitimesが「M2チップは次期MacBook Airに搭載され、本来は2021年内に出荷予定だったが2022年初頭~後半まで遅れるかもしれない」と報道したことです。これまで混同されやすかった「M1X」と「M2」が、ようやく別々に切り分けられた形です。

これらを先行したBloomberg報道と総合すると、まずM1Xは2021年内に発売予定の次期MacBook Proに搭載され、M1チップを基礎としてCPUコアを8個から10個(高性能コアが8つで高効率コアが2個)に、GPUコアを7~8個から16または32へと増やした、純粋な強化型となる模様です。

そしてM2チップは次期iPhone 13用のA15 Bionic(仮)と同じアーキテクチャとなる可能性があり(M1はiPhone 12用のA14がベース)CPUコアはM1と同じ8個、GPUコアは9~10個と少しだけ増やしつつも、より高速に動作するといったところです。

このうちM2を搭載した「ローエンドMacBook Pro」の噂もありました。2022年の末頃には、どれを選ぶか迷うほどAppleシリコン搭載Macのラインアップが充実することになりそうです。

2022年のiPhone 14(仮)は全モデル120Hz画面の可能性が強まる

iPhone 120Hz

すでに他社Androidハイエンド機では120Hz画面を採用した例も稀ではないなか、ようやく2022年のiPhone 14(仮)世代で全モデルへの採用が実現するとのサプライチェーン情報です。

韓国メディアThe Elecによれば、今年後半のiPhone 13シリーズのうちProモデルには120Hz表示を支えるLTPO技術を採用し、その翌年にはLGディスプレイもアップルに供給するため生産ラインをLTPOに切り替えるとのこと。これまでLGはProモデルではないiPhone(iPhone 12やiPhone 12 miniなど)用画面を製造してきたため、普及モデルでも120Hz対応が期待できるというわけです。

2022年のiPhone 12シリーズでも発売直前までProモデルへの120Hz対応が噂されていたものの、結局のところは実現せず。その理由は120Hz化による消費電力の増加を相殺できるLTPO技術が採用できなかったからと推測されていましたが、ようやくiPhone 13世代で調達可能となり、2021年にはローエンドモデルでも利用できることになりそうです。

初の有機EL版iPadは2023年発売か。まずはAirに採用?

miniled
Apple

新型12.9インチiPad ProにミニLEDバックライト画面(アップル公称はLiquid Retina XDR)という最先端技術が採用されたばかりですが、再来年のiPad Airには有機ELモデルが登場するかもしれないとの噂話です。

ディスプレイ業界のサプライチェーン情報誌DSCC報告によると、2023年には「アップルが10.9インチAMOLED版iPadを発売」する予定とのこと。そのサイズからProモデルではなくiPad Airだと推測されているしだいです。

こうした見通しは、アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏の予測や、韓国(アップルに有機ELパネルを供給するLGやサムスンのある)サプライチェーン情報筋ともほぼ一致しています。ただしKuo氏は2022年と述べており、時間軸には少しズレがあります。

今回のDSCC報告とぼ同時に、Kuo氏は2022年の11インチiPad ProにもミニLEDディスプレイ採用との予測を発表しています。つまりiPad ProはミニLED、iPad Airは有機EL画面という2本立ての可能性が高まったかっこうです。

ミニLEDバックライトは明るい画面や高コントラストを実現している一方で、ローカルディミングゾーン(ミニLEDをひとまとめにした領域)が少なすぎるためハロー効果(色にじみ)は避けがたいと指摘されていました

ミニLEDのような先進技術がこなれるまでには、少なからず時間がかかるはず。あと数年はiPad ProやMacBookシリーズのみに採用し、その後にiPad Airや無印iPadなどに広げていくのかもしれません。