次期macOSは『Big Sur』に。基本画面やアイコンを再設計した「MacOS史上最大のリリース」 #WWDC20

ビッグサー、ショウターイム!!

橋本 新義(Shingi Hashimoto)
橋本 新義(Shingi Hashimoto)
2020年06月23日, 午前 03:31 in macOS
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macOS Big Sur

アップルがオンラインで開催中の開発者会議、WWDC20にて。例年通り新バージョンOSが次々公開される中、macOSも次期バージョン『macOS Big Sur』が発表されました。

提供予定時期は、今回も「今秋」。アップデート料金は今回も無料です。開発者向けベータ版は本日からDeveloper Programメンバーに提供され、公開ベータテストは7月に開始される予定です。

アップル側は、基本的な画面デザインや純正アイコンのレベルから再設計した、大規模更新である点をアピール。内部的なバージョン番号はついに「11」となり、「macOS史上最大のリリース」とも謳います。

macOS Big Sur
▲コントロールセンターも新設。よく使う設定がさらに素早く行えます。さらにスライダーなどをはじめとする、いわゆるUIパーツも更新。iOSに近いデザインとなっています

例えばメニューバーは半透明化し、背景のカラーに合わせて自動で色が調整されるなど、細かな、しかしmacOSの基本となる箇所からの変更がなされています。

なお、名匠の由来はやはり地名。アメリカ合衆国カリフォルニア州のセントラルコーストにある地域「ビッグサー」から採られているようです。

macOS Big Sur

もちろん、様々な公式アプリの機能強化も行なわれています。プレゼンでは、こちらも史上最大と謳う新バージョンのSafariをはじめ、メッセージやマップ、フォトなどが紹介されています。

macOS Big Sur
▲Safariは速度のみならず、昨今注目される電力効率の改善も。さらなるバッテリー駆動時間の延長が可能とアピールします

とくにSafariに関しては、表示速度のさらなる高速化をアピール。「(JavaScriptエンジンの改良などにより)頻繁にアクセスするサイトはChromeよりも50%高速」「世界最速のブラウザがさらに高速に」と強調しています。

さらに画面デザインの点でも、タブ表示の全面的な再設計や、タブプレビュー(タブの上にマウスを置くと、ページのプレビューが表示される機能)など、より快適なWebブラウジングを可能とする機能が導入されました。

他にも、カスタマイズ可能なスタートページや、より手軽に使えるページ翻訳機能、新しいプライバシーレポートなどを紹介しています。

macOS Big Sur
▲屋内ではmacで見たほうがいろいろと効率的なだけに、今回もマップの改良は嬉しいところ

メッセージ、マップなどに関しては、画面設計の更新のみならず、機能の面でもiOS/iPadOS 14版相当にまで強化がなされた点もポイント。

メッセージに関しては、iOSで導入されていたインライン返信などに対応し、検索機能もさらに強化。Mac側でのミー文字カスタマイズなども可能としています。

マップも空港やショッピングモールでの屋内ナビゲーションや、ガイドの表示および作成など、iOS/iPadOS版で便利な機能を搭載する仕様となりました。

macOS Big Sur
▲デモ機のこのMacに~表示。Processor欄には『Apple A12Z Bionic」が(そしてRAM 16GBはiPad Proにも欲しい……)

また、OSとしての紹介を一通り行なった後に、実はBig Surは“Apple Silicon”こと開発中のArm系独自CPUにも対応している点を紹介。

実際に、デモしたハードウェアのCPU(SoC)は、現行iPad Proと同じA12Z Bionicであるとネタばらしを行なっています。

なお、プレゼンでは該当macでの「この Mac について」も公開されましたが、バージョン番号はついにversion 11.0となっています。直近で流れたウワサ通り、内部バージョン的にもメジャーアップデートという扱いのようです。

macOS Big Sur
▲アップルのプレゼンではおなじみの新機能一覧。今回はデザインに関するところがメインですが、「トラックパッド」や「ドラッグ&ドロップ」といった、実際の機能が気になる項目も……

このように、ついに「X」を超えたバージョン11のmacOSとなるBig Surは、アイコンやUIパーツをはじめとする外観的なデザインの更新にはじまり、果てはArm系SoCへの対応をはじめとする内部までに手が加わった、まさにメジャーアップデートと呼べる新バージョン。

そして、2001年から長らく(19年間!!)続いていたmacOS X時代に別れを告げ、CPU(SoC)もインテル x86系からArm系への橋渡しを行なう、言わばネゴシエーター的な立場となった、macOSの歴史的にも意義の大きなバージョンと呼べる存在でもあります。

新しいショウタイムを告げる新OSとして、アップル側も並々ならぬ気概で作ったバージョンであることは間違いありません。

macOS Big Sur
▲同時に公開された“開発者向け移行キット”も、OSはBig Surの開発者向けベータ。デモ機は実はこの構成だった模様です(繰り返しとなりますが、iPad ProユーザーにとってはA12ZでRAM 16GBは羨ましい……)

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