アップルは2日(米現地時間)、開発者向けに最初のmacOS Big Surベータ版を配信開始しました。つい数日前にリリースされたmacOS Big Sur 11.2の主な内容はバグの修正となっていましたが、こちらはM1 Mac上でのiPadアプリ動作ほか、様々な新機能や大きめの変更が含まれていることが明らかとなっています。
Safariの大幅なアップデート
まずスタートページが一新され、好きな画像を背景に設定できます。さらにリーディングリスト、お気に入り、iCloudタブ、Siriからの提案、プライバシーレポートといった各セクションを、好みに応じて再配置できるようになりました。
またWeb Speech APIにより、開発者はWebサイトに音声機能を組み込むことができます。
M1 Mac上でのiOS/iPad OSアプリ動作の強化
iPadOSアプリが、より大きなウィンドウサイズで開けるようになりました。それに加えて新たな環境設定のパネルが設けられ、どのキーボード入力をどのタッチ操作の割り当てるかを細かく設定可能とされています。
たとえばスペースキーを押せば「ウィンドウの真ん中をタップ」、カーソルキーの右矢印を画面スワイプというぐあいです。Optionキーとトラックパッドによりマルチタッチも可能となっている模様です。
リマインダー
タイトル、優先順位、期日、いつまでにそれをやったか等の項目により並び替えられるようになりました。またリマインダーを印刷できるようになり、紙の上で確認することも可能です。
Apple Musicの新機能
自分のプレイリストや「For You」のライブラリの確認が簡単になりました。「今すぐ聞く」セクションも更新され、今後のイベントやライブイベントも強調表示されています。
ゲームコントローラのサポート
iOS 14.5ベータと同じく、PS5 DualSense / 新Xboxコントローラに対応しました。
またアップル関連情報サイト9to5Macは、Macでも2台のHomePodをステレオペア設定できるようになったと報告しています。これはiPhoneやiPadでは以前から可能でしたが、Macではできなかったことです。
もっとも「まだ一貫して機能していない」とも述べられているため、本格的に使えるようになるのはしばらく先になるかもしれません。
Source:iMore,9to5Mac(1),(2)