Monterey
Apple

次期macOS「Monterey」では、AppleシリコンないしT2チップ搭載のMacを工場出荷時の設定に戻すことが劇的に楽になる「すべてのコンテンツと設定を消去」オプションが追加されることが明らかとなりました。

これまでMacを工場出荷時の状態に戻すには、Macを完全に消去してからmacOSを再インストールする必要がありました。しかしmacOS Montereyプレビューによると、システム環境設定の新たなオプションでは、ボタンをクリックするだけで設定やデータが消去されて工場出荷時に戻せるとのことです。これはiPhoneやiPadで何年も前から実現していたこと(「設定」>「一般」>「リセット」>「すべてのコンテンツと設定を消去」の順にタップ)であり、その移植とも言えそうです。

アップル公式の説明によれば、その仕組みは次の通り。

システム環境設定では、現在インストールされているOSを維持したまま、すべてのユーザーデータやユーザーがインストールしたアプリケーションをシステムから消去するオプションが用意されています。AppleシリコンやT2チップを搭載したMacシステムでは、ストレージが常に暗号化されているため、暗号化キーを破壊することで、瞬時に安全にシステムを「消去」することができます。

本機能は開発者向けベータ版でも実装されているようですが、実行するとアカウントだけが削除されてMacにログインできなくなったと嘆く声もあり、現時点では試さない方が無難そうです。

工場出荷時の設定に戻すことは、Macにトラブルが起こったときの切り札でもあり、それがボタン一発で実行できるのは有り難いこと。またMacを下取りあるいは友達にプレゼントしたり、企業が廃棄する際にも大いに役立ちそうです。

現在macOS Montereyは開発者向けにベータ版が配信されており、7月にはパブリックベータ版が公開予定とされています。その後、秋には一般向けに安定版がリリースされる見通しですが、公式に日にちが発表されるのを待ちたいところです。

Source:Apple

via:9to5Mac