Big Sur

次期macOS Big Surでは画面およびインターフェースの一新や、数々の機能が導入されると発表済みです。すでに開発者向けベータ版が配信中ですが、そこで明らかになった変更点や追加フィーチャーの概要がまとめられた動画が公開されました。

米MacRumorsはmacOS Big Surでの大幅な再設計や新機能を6分弱のビデオに収録しつつ、各項目について詳細に解説しています。現行のmacOS Catalinaからシステムサウンドが一新されたことも伝えられていましたが、今回は使いやすさに直結する踏み込んだレポートです。

  • 一新された画面デザイン -ウィンドウは角が丸みを帯びてスッキリした見かけに。アイコンやメニューバーも便利にされつつ、より統一性あるデザインに再設計されています。ほとんどは微調整に留まりながらも、全体としては視覚性や操作性を向上させる変化です。

  • コントロールセンター - macOSにもiPhoneでお馴染みのコントロールセンターがメニューバーから利用できるようになりました。WiFi、AirDrop、Bluetooth、音量、ディスプレイやキーボードの明るさ、ダークモード、ナイトシフトなどの切り替えに加えて、クイックアクセスコントロールも用意。またカスタマイズも可能なため、よく使う操作をすぐ利用できます。

  • 通知センター - Big Surの中でも最大級のデザイン更新と言えるもの。iOS 14で導入されたウィジェットと同じく見かけも洗練され、サイズや機能もカスタマイズ可能です。通知はアプリごとにグループ表示されて読みやすくなり、その多くがインタラクティブに。たとえばメールアプリを開かずにメールに返信したり、カレンダーの出席依頼を詳しくチェックもできます。

  • Safariのカスタマイズ (スタートページ)- スタートページの壁紙をアップル純正オプションもしくは自分の写真から選ぶことが可能となりました。また「お気に入り」、「よく訪れるサイト」、「Siriからの提案」、「読書リスト」、「iCloudタブ」、新しい「プライバシーレポート」を追加でき、よく使う機能にすばやくアクセスできます。

  • Safariのプライバシーレポート - ウェブ上で閲覧者を追跡しているサービス事業者のトラッカーを可視化する新機能。小さなシールドボタンをクリックすると、サイトに埋め込まれているトラッカーを確認できます。さらに毎週ブロックされているトラッカーや、最も多くのサイトに使われているものの情報をまとめた「トラッキングレポート」も提供されます。

  • Safariのタブ・プレビュー - 開いているタブにカーソルを合わせると、プレビューを見ることが可能となりました。わざわざクリックしなくても中味を確認できるため、多くのタブを開く人には便利でしょう。

  • Safari翻訳 - 翻訳機能が内蔵されており、拡張機能をインストールする必要はなし。記事執筆時点では英語、スペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ブラジルのポルトガル語に対応とのことで、日本語はサポートされていません。

  • メッセージ - 新アプリはMac Catalyst、すなわちiOS用メッセージの移植となり、同じ機能を多く備えています。どんなチャットもリストの上部にピン留めでき、あらゆるチャットの中で特定のメッセージに直接返信(インライン返信)できるようになりました。さらに写真の貼り付け機能も更新され、ミー文字や絵文字を使った画像をグループ写真に設定できるほか、検索も大幅に改善されています。

  • バッテリーの使用状況 - システム環境設定の「バッテリー」では、24時間または過去10日間にわたり、バッテリーのレベルと画面の使用状況を分別して表示するようになりました。また、2016年のmacOS Sierraで削除されたバッテリー残量の推定値も復活しています。

  • ビデオ編集 - 標準の写真アプリでビデオ編集がサポートされ、サードーパーティ製アプリを使わなくても光や色などのパラメータを調整したり、フィルタを追加したり、ビデオをトリミングしたり回転させたりできます。

iOS/iPadOS 14の登録すれば誰でも使えるパブリックベータは配信中ですが、macOS Big Surのそれは配信時期が未定です。

Macは業務に使われることが多く、過去のソフトウェアや常駐ツールが動作するかどうかが致命的なことがあるためにベータ版OSのインストールは躊躇されるところですが、趣味に使うセカンドMacがあれば、配信開始の折には自己責任のもとで試してみてもよさそうです。

Source:MacRumors