Apple Silicon・Intel・PowerPCに全対応するMacアプリ、実は作成可能

どこまで実用的な意味があるか分かりませんが

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年07月13日, 午後 06:51 in Apple
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PPC
Patrick Durand/Sygma via Getty Images

Macのインテル製プロセッサからアップル独自開発Armベース「Apple Silicon」移行計画の発表にともない、従来のMacアプリの移行手段として用意されているのが「Rosetta2」および「Universal2」の2つです。前者は従来のx86向けアプリでも自動的に変換して実行可能とし、後者はインテルとApple Silicon、両方のネイティブコードを含む1つのアプリを提供できるものです。

これらは両方とも、かつてMacがPowerPC(PPC)からインテルプロセッサに移行する際に提供された「Rosetta」と「Universal」の再来です。つまりPPCとインテル版Mac両方で動くアプリは作れるわけですが、「PowerPCとインテルとApple Silicon」三世代すべてのMac向けバイナリを詰め合わせたアプリ(ユニバーサルバイナリ)は作れるのか。「できる」ことがアップルの公式ドキュメントに裏付けられているという開発者の見解が報じられています。

この話のきっかけは、MacRumorsフォーラムメンバーの Wowfunhappy氏は、今後のArmベース(Apple Silicon)macOSでもユニバーサルバイナリの継続的なサポートと、4ウェイユニバーサルバイナリ(Apple Silicon、PowrPC、i386(インテル32ビット)とx76_64(インテル64ビット))が可能かどうかと問題を提起したことです

あくまで移行期だけの暫定的な存在かと思いきや、旧ユニバーサルバイナリは未だに生きており、近年のmacOS Mojaveや最近のCatalinaでもPPCーインテルのアプリを実行できるとのこと。そもそもインテルMac専用アプリであれ、32ビットと64ビット両方のバージョンが含まれているという点で、依然として「普遍的」ーー Wowfunhappy氏はそう述べた上で、PPC、i386、X86_64、Armすべてのアーキテクチャでネイティブに動作する単一のユニバーサルアプリを作成できるのか?と問いかけたしだいです。

それに回答したのがTenFourFoxの開発者でした。TenFourFoxとはOS X 10.4または10.5を実行しているPowerPC Mac向けにFirefoxを移植したものです。

開発者はブログで「ここ数日何度も質問を受けたのですが、AARM(Apple ARM)がある今、究極のARM-Intel-PowerPCユニバーサルバイナリは可能なのでしょうか?それは可能です!」と発言。「アップルはすでにARM64、32ビットPowerPC、64ビットPowerPC、i386、x86_64の5つのバイナリ、つまりARM64と32ビットPowerPC、64ビットPowerPC、i386、x86_64の5つのバイナリを持つことができることを文書化しています。それらを別々にビルドして、一緒にlipo(Xcodeに付属されているコマンドラインツール)リポすればいいだけです」と述べています。

3つ以上のCPUアーキテクチャで動く単一のユニバーサルバイナリにどこまで実用的な意味があるのかは不明ですが、Macアプリの継続性を守り抜くロマンとしてはアリなのかもしれません。

Source:TenFourFox Development

Via:MacRumors


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