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マグネット式でワイヤレス充電台もずれずに固定できるアップルの「MagSafe」とよく似たシステム「MagDart」をrealmeが発表しました。市販時期は未定ですが、現時点で複数のアクセサリが発表されています。そのうち50Wの急速充電が可能な「50W MagDart Charger」と、超薄型の「15W MagDart Charger」を触る機会があったので試してみました。

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MagDartに対応するスマートフォンはまだ販売されておらず、コンセプトモデルとして「realme Flash」がテスト用に提供されています。このrealme Flashは製品化の予定は不明とのこと。またフラッグシップモデル「realme GT」シリーズに装着してMagDartの利用を可能にするマグネット内蔵ケースが販売される予定です。

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realme FlashはSnapdragon 888と6.7インチディスプレイを搭載。カメラはネット上の情報によると5000万画素x2と200万画素、フロントは3200万画素とのこと。なおテスト用に提供されていたrealme Flashはカメラアプリが入っておらず、MagDart以外の機能はまだ試作レベルのようでした。とはいえ実際にMagDartの充電器を装着して充電することは可能です。

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まずは50W MagDart Chargerから試します。ワイヤレス充電器ですが、4500mAhのバッテリーを5分間で20%、54分間で満充電できる超高速充電が可能。しかし高速充電中に内部が発熱するため空冷ファンを内蔵しています。そのためサイズはちょっと大きくなっています。

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realme Flashの背面に張り付けると、マグネットによってぴたりと固着されます。そのまま充電器をつかんで持ち上げるとスマートフォンもくっついたまま持ち上がるので磁力はかなりあります。とはいえ張り付けた状態で50W MagDart Chargerに指が当たると位置がちょっと動いてしまいます。さすがにこの充電器は重量がかなりあるため、MagDartの磁力でぎりぎり保持できる、ということのようです。

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使う際はUSB Type-Cケーブルを接続します。充電器にはrealmeの急速充電に対応した「SuperDart」対応のものを使うことで最大のパフォーマンスを引き出せると思われます。50W MagDart Chargerは小さくはないものの、本体中央に張り付くため、この状態のままスマートフォンを横向きにして左右の手で持っても邪魔にはなりません。なお50W MagDart Chargerの内部ファンはUSBケーブルを接続しただけでは回らず、スマートフォン本体裏面に張り付けることで回転を始めます。ゲームをしながらMagDartで充電もできそうです。

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なおMagDartで充電中は画面にも「MagDart」の文字が表示されます。時間がなかったため充電速度を正確には計測できませんでしたが、1分前後で1%増えていたので「54分間で満充電」の速度がほぼ出ると思われます。

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MagDartはマグネットが円形に配置されているので、50W MagDart Chargerも横向きだけではなく縦向きに取り付けることもできました。

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もう一つの15W MagDart Chargerは充電機本体はかなり薄くできています。USB端子側に基板を入れることで充電器のほうを小型化しています。

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こちらは本体が軽量なこともあり、realme Flashの背面に張り付けると強めに固着します。つけた状態では厚さが気にならず、また重量増加もほとんど気にならないため、このままスマートフォンを使っても邪魔にはなりません。

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さてMagSafeと似たようなシステムということで、互換性が気になりますよね。もしも互換性があったら、豊富なMagSafeアクセサリを流用できます。充電系はちょっと心配かもしれませんが、ウォレットケースやスマホスタンドなどが共用出来たら便利です。手元にiPhone 12が無かったので、MagSafe対応のアクセサリ「BlackShark Magnetic Cooler」をrealme Flashに張り付けてみました。

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結果はマグネットの位置がうまく合わず、貼り付けることはできませんでした。どうやらMagDartのほうがマグネットの配置の直径がMagSafeより大きいようです。互換性がないのは残念ですが、高速充電器などは自社製品のみに対応することを考えると、相互利用できないほうが安全なのでしょう。

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アップルが始めた新技術を他のメーカーが追いかける事例はこれまでに多くありましたが、MagSafe類似システムは大手メーカーからではなく振興系のrealmeから登場しました。マグネットの利用は医療機器への影響が完全に無いわけではないため各社とも採用には慎重な動きを見せています。

realmeには、まずMagDartの製品化を早急に進めてもらい、周辺機器・アクセサリを増やして欲しいもの。今後、realmeの動きに追従するメーカーが現れるのかどうかが気になります。