ドミノ君をとめないで。(1998)のミニマムからマキシマムへと移り変わってゆくスケール感:うえけんの「今そのゲーム!?」Vol.7

最近は新しいゲームもプレイしてます

上野顕太郎
上野顕太郎, @ueken18
2020年09月20日, 午前 09:10 in Retro
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本来の遊び方よりもドミノ倒しのほうが有名になっている「ドミノ」。私自身もドミノをプレイした事が無かったのだが、最近発売されたNintendo Switchソフト「世界のアソビ大全51」にドミノが収録されていたので早速プレイしてみたのだった。

本連載では古いゲームを取り上げて紹介しているが、週刊ファミ通にて4コママンガの連載をしているので、ゲームハードがPlayStation 2やPSPで止まっていた私も最新ゲームに触れる機会が増えた。そんなわけで「世界のアソビ大全51」をプレイしたわけだ。

さて、今回のお題は、正式の遊び方ではなくドミノ倒しをモチーフにしたゲーム「ドミノ君をとめないで。」のご紹介である。

 

ドミノの牌を並べて最初のひとつを倒し、後のコマを連鎖で倒してゆく、という形式を踏襲するなら、実際のドミノ倒しをゲームソフトに置き換えたシミュレーションゲームにする事もありえただろうが、恐らく、地道な作業を強いられることになるだろう。そうはせずにアクションゲームに置き換えたのが本作を非凡たらしめた要因だと思う。(個人的には地道なシミュレーションゲームは大好きだ、暇だからな!)

そしてドミノ倒しにキャラクターという概念を取り入れ、ドミノ君というキャラクターを設定したのが最大の功績だ。

一定の速さで前進し続けるドミノ君を操作しつつ、彼の歩いた後に一定の間隔でドミノ牌を置いてゆき、ステージを一周し、並べた牌に体当たりすると、ドミノ倒しの連鎖が始まる。ステージ上に幾つか設置されているボタンをうまく押す事ができれば仕掛けが発動し、決められた点数に達すればステージクリア。

ステージが進む毎にスケールは大きくなり、最終ステージでは巨大なワニや戦車が出現するという、実在のドミノ倒しでは実現出来ないような仕掛けがあるし、ステージもチェスやルーレットのテーブル等の小さな世界から、夜の遊園地や街の中、といった大きな世界にまで広がってゆくのは正にテレビゲームならではだ。

スケールがミニマムからマキシマムへと移り変わってゆくこの辺のゲームの流れは、後に発表された「塊魂」(PS2)に通じるものがある。

 

開始時にはドミノ君とドミーナちゃんの2人しか選べないが、ゲームをクリアしたり、ランキングで高得点を上げたりすることで最大5人まで増やすことができる。と……ここまで書いてきて今回は特にギャグも入らず、真面目に紹介するだけになってしまったが、最後にマンガをアップして皆様のご機嫌を伺う事と致します。

domino
Engadget Japan

ちなみにこのゲーム、英語表記のタイトルがあるのだが「NO ONE CAN STOP Mr.DOMINO!!!!!!」日本語版より力強いではありませんか!!!!!!!!!


──うえけんWiki──

上野 顕太郎(うえの けんたろう、1963年4月18日 - )は、かなりアナログな漫画家である。デジタルなEngadgetとの接点は編集長が20年前、ゲーム誌編集者であったとき連載を担当したからと言われる。よく使うフレーズは「暇だからな!」......というわけで、かつてプレイした方もいるだろうマニアックなゲームを掘り起こし、あの当時を偲んでいただきます。


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