「スーパーマリオ64」ファンメイドの4K移植、DMCA申請により実行ファイルや動画が削除

正式なリマスター版「64」を待ちたいところ

Kiyoshi Tane
Kiyoshi Tane
2020年05月9日, 午後 05:55 in games
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mario64
Nintendo

先日、NINTENDO64の『スーパーマリオ64』がファンによりPC向けに移植されたことが話題となりました。オリジナルのROMデータ+エミュレータでの再現は珍しくなかったのですが、今回はエミュレータを介さずPC上で直接動作するネイティブ4K解像度と称された点が注目されたかっこうです。

この4K移植版は、実際にプレイしている動画をYouTubeに投稿されただけで、実際にファイルのダウンロードURLが明示されたわけではありません(実行ファイルは実在したようですが)。ですが、任天堂がファイルホスティングサービスや動画サイトに著作権侵害を申し立て、実行ファイルやプレイ動画を削除させたと報じられています。

ことの発端は、「Unreal」(EpicGamesのUnreal Engineとは無関係)というユーザーが投稿した12分間のYouTube動画でした。DirectX 12により、すなわちN64をハードウェアごと再現するエミュレータではなくPC上で直接動く実行ファイルとして移植され、ネイティブ4Kやウルトラワイド画面モードあり、Xbox Oneコントローラーなど最新の周辺機器にも対応とされていました。

Unreal氏は動画を公開したのみで、「明白な理由でダウンロードリンクを提供することはできませんし、コメントで要求しないでください」とも但し書きをしました。それからほどなく、問題の動画は「第三者による著作権侵害の申し立てにより」削除されています。

話はこれで終わりではなく、著作権侵害とデジタル著作権のニュースを扱うTorrentFreakは、Wildwood Law Group LLCなる弁護士事務所からGoogleへのDMCAテイクダウン(著作権侵害による削除申請)を発見したとのことです。Googleドライブ上に置かれたファイルの削除を求めるものです。

そこには「著作権で保護された作品は、視聴覚作品、ソフトウェア、および米国著作権登録の対象となる架空の人物の描写を含む、任天堂のスーパーマリオ64ビデオゲームです」「報告されたファイルには、任天堂の著作物に基づく許可されていない派生物が含まれています」との文言が確認できます。

これまでにもWildwood Law Group LLCは任天堂のDMCAテイクダウンにたびたび協力しており、今年3月にBetter DiGiが企画したNintendo Switch用ドック「Dongii」のクラウドファンディングキャンペーンも同社からの申し立てにより目標金額に達しながらも削除されていました

そしてTorrentFreakによると、様々なホスティングサイトにアップロードされたコピーは削除され、そこにリンクを貼った大手掲示板Redditの投稿も抹消されているとのことです。海外ゲーム情報サイトGamasutraは、任天堂にこれらの申し立てにつきコメントがあるかを問い合わせ中で、返答がありしだい記事を更新すると述べています。

任天堂の著作権侵害の申し立ては完全に筋が通っており、実行ファイルやプレイ動画が削除されたことは当然でしょう。ちょうど今年はスーパーマリオ35周年記念でリマスター版「64」、「サンシャイン」「ギャラクシー」の3本が登場するとの噂もありますが、正式発表を待ちたいところです。

 
 
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